次男がこの夏(といってもあと2日ですが)オランダを離れることになりました。
昨年末に、オランダは留学生が増えすぎていて、留学生用の住居が足りず、
政府は住居を見つけられない人は渡航しないようにという勧告を出したこともきっかけでした。
大学側も留学生の受け入れを制限する動きが出るようでした。
長女があと一年で高校を卒業なので、そのあとの長女の大学と次男の高校をどうしていこうかと
その頃から考え出していました。
高校については、
長男のカナダのハイスクール生活は、とてもリラックスしていて、
最後の2年間は、好きで得意な教科を選択できて、
受験という雰囲気は全くなく楽しそうでした。
一方、長女は、バカロレアの学校なので、日々課題の提出やテストの締め切りに追われ、
大人顔負けの仕事量をこなしているという毎日です。
さて次男にとって、どういうスタイルがいいのか、このままここのIBスクールでいいのかな、と
考えていました。
とはいえ、この家の周りのインターナショナルスクールは、距離がどれも100キロ以上離れていて、
通学に適した交通網がありません。
現地のオランダの学校は、この学年からついていくことはまず不可能です。
転校といっても現実的でないし、選択肢がないなあ、と思っていたところ、
日本人ママの二人の話を聞く機会がありました。
一人は、オランダ人パパと結婚されていて、お子さんはハーフなのですが、
高校2年生から日本で寮生活をさせるというお話でした。
「へえ、一人で行かせるの心配じゃない?」と聞くと、
「うん。本人が行きたいって言ってるし。わたしも高校生の時海外行きたくてたまらなかったし」
という答えでした。
もう一人のお母さんは、息子さんを中学一年からロンドンの寮に入れるという話で、
こちらは
「もしそこの生活が嫌だったらいつでも帰ってきたら良いし。本人が行きたいって行ってるから、とりあえず挑戦させてみる!」
と明るい調子でした。
この二人の話を聞くまでは、
私には、「親子留学」という、
私も同伴するスタイルが一番だという固定概念があったので、目からウロコでした。
「そっか。私が足引っ張ってるんかー」と、衝撃でした。
そして、次男に、
「ママが行かんくても、一人でも留学する?」
と聞くと、
「高校生やったら行けるやろ。英語もしゃべれるし」
との返答。
やっぱり、そうかーーーそうなんだ。
寂しいような、嬉しいような。
それなら、ここから通えなくても良いという条件で、もう一度1から探し始めることになり、
高校1年生からニュージーランドに単身留学という計画に落ち着きました。
カナダともオランダとも少し違うシステムですが、
ニュージーランド独特のスタイルに挑戦することに、今は親子で興味深々です。
ニュージーランドは、2月が新学期始まりなので、
日本に戻って、この夏休みから2月までの5ヶ月間ほど、近所の公立中学で、
地元の幼馴染たちに混じらせてもらうことになります。
次男にとっては、6年ぶりの日本の授業。
ひと学年7クラス?8クラス?という規模なのも信じられないようです。
今まで、学年が70人程度だったので、ひとクラスに40人もいるというのも刺激的のようです。
きっと逆カルチャーショックなできごとがたくさんあるのでしょうが、
本人はそれも含めて楽しみで仕方ない、っといった感じです。
帰国準備?かどうかは、わかりませんが、
髪型も、センター分けからマッシュにオーダー変更になりました。
ご近所にある日本語補習校には、2年間お世話になりました。
アットホームで、いつも親子で癒していただき、補習校の皆さんには感謝しかありません。
先日、補習校最終日、みんなの前で挨拶したあと↑、
中3の同級生と保護者の皆さんに、送別会を開いていただきました。
↑何年ぶりかの投球
ボーリングのあとは、
少し街散策をして、
イタリアンレストランで、会食。
子供達以上に、ママ話に花が咲いて咲いて、4時間止まりませんでした!
仲良しのお友達とは別れ難く、、、
でもお互いハグは恥ずかしくてできなくて、日本人らしく握手で爽やかにお別れとなりました。
この先もずっと仲良しでいられるといいね。
ということで、次男の2年間のオランダ留学は幕を閉じました。
日本滞在とその先のニュージーランド留学に向け、
夏休みの間に粛々と準備をしたいと思っています。
さて、あさっての帰国に向けて、本日はパッキングにいそしみます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!