完全スピリチュアルマウンティストマニュアル

■霊能力という能力があるかないか。

あるかないかでいえば、僕は存在すると思っています。

僕にはありませんが、

霊能力を持っている人は、

確かに存在すると思っています。

でも、個人的に、霊能力とやらを無条件でありがたがる人たちには目を覚ましてほしいとも思っています。

霊能力とは、「普通の人が見えないものを見たり感じたりする能力」です。

そのあるなしは、基本的には自称でしかありません。

ある人が見えるといえば、見えるのだろうと思うしかないのです。

だから、霊能力があるという人にあったら、

ああ、この人は見えると言う人なんだね、

というくらいにフラットに思えばいいのです。

特にありがたがる必要はまったくありません。

たとえば、自分の視力が0.01だとしたら、メガネがやコンタクトがないとよく見えず不便です。

それに対して、視力2.0の人は、メガネ無しで遠くのものがはっきり見えます。

それは便利ですね。

でも、視力2.0ではっきり見えるからといって、

それをありがたがる人はいないと思います。

それは特別なことではありません。

たんなる個性の一つです。

霊能力も同じことです。

わたしたちは誰でもその能力を持っています。

たまに、視力が2.0の人のように、よく見え感じる人がいる。

それだけのことです。

それだけのことを、妙にありがたがる人がいるために、

スピリチュアルの世界に魑魅魍魎がうごめくことになるのです。

人は、誰でも自己重要感というものを欲しています。

人はだれでも自分を重要だと思いたいし、

人には重要人物と扱ってもらいたいと思っているものです。

換言すれば、人がありとあらゆる活動をしているのは、

自分が重要であるということを、

世界に証明するためなのです。

自分が特別な存在であることをまわりに示すために、

「霊能力」を使っている人がいる、

ということを知っておいてください。

つまり、マウンティングのために、

「霊能力」を使っている人が少なからずいるのです。

なにしろ、霊能力があると宣言するだけで、

丁重に扱われ、一目置かれ、特別視してくれる人がいるわけです。

実際に能力がある、ないに関わらず霊能力があると言うだけで、

マウントができてしまう。

まわりのひとたちは見えないのだから、

言ったものがちの世界です。

マウンティストにとっては、

こんなおいしい世界はありません。

本当の霊能力者は、霊能力が特別な能力でないことを知っています。

だから、その能力で、マウンティングなどしないものです。

いくつか、僕が直接、または間接で見聞きしてきたスピリチュアル・マウンティングのケースを紹介したいと思います。

ケース１　勝手に祓う人。

Aさんは会うたびに『またいらんもんつけてー』と背中をバンバン叩いてきます。

そして祓ってあげたと言うのです。

私がとても調子良くてもされるので気分が悪いなと思っています。

勝手になにか悪いものを祓ってくれる。

一見親切に見せながら、

恩を着せて上下を線引きするスピリチュアルマウンティングです。

この方の場合は、会うたびに、

まずこのお祓いに見せかけたマウンティングをして、

上下関係を強制しているのです。

気分が悪くなるのは、

マウンティングのせいです。

ケース２　「ここはいないね～」

神社の末社などで、他のメンバーが熱心に参拝しているのに「ここはいないね～」と言い放ち、他に行ってしまう。

はい、そこに神様はいないかもしれません。

わたしたちには見えませんからわかりませんけど。

でも、一生懸命お参りしている人の立場は・・・。

ケース３　前世リーデイング

頼みのしないのに、前世を見てくれるのはいい。

しかし、その人が見てくれる前世では、

師弟関係や親子関係、兄弟だった話などがでてくるが、

なぜかその人がかならず師匠であったり親なのです。

私や友人は弟子だったり子供という設定になっています。

その方が上の立場でないリーディングを私はみたことがありません。

前世を持ち出して、

自分が上であることを刷り込む高等マウンティング技術です。

前世は普通、見えないし、確かめようがないため、

素直な人ほどそのまま受け入れてしまいます。

個人的には前世はあると思います。

でも、それは今生にはほとんど関係ないと思っています。

わからないのは知らなくていいということです。

それを勝手に教えてくれて、

しかもその人が師匠とか親とか・・・。

なんで上でしかないのかとｗ。

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いくつかケースを見てきましたが、

スピリチュアルマウンティングを見抜く共通点が見えてきました。

共通してるところは、

「勝手に見てくる」という点です。

聞いてもいないのに、

勝手に教えてくれる場合、

その霊能者さん自身が自分が特別な存在であり、

自分が上の立場であるということをアピールしたいだけだったりすると思います。

こういう場合は大いに怪しんでいただきたいと思います。

特別視されるためには霊だって龍だって神様だって見えるのです。

人間の脳はそれくらい作り出すことができます。

だから、自称をありがたがることはありません。

でも、あからさまに感じが悪ければいいのですが、

一見、親切ふうに見てくれるというのが厄介だったりします。

でも、親切の先に、実はマウンティングが隠れていたりするのです。

エセ霊能者とマウンティングは切っても切れない関係にあります。

マウンティング感を感じたら、

その自称霊能者からは離れたほうが無難です。

一度マウンティングを受け入れたら、

身ぐるみ剥がされるまでむしり取られることもあります。

でも、一定数の人は、

マウンティングされるのが好きだったりもしますが・・・。

きっと本当に信頼できるのは、

マウンティング感がない、

フラットな関係を築いてくれる霊能者なはずです。

勝手に見てこない、

マウンティング感のない霊能者さん。

いると思います！

スピリチュアルを使って

マウンティングしてくる人には要注意！

個人的には、目の前にスピリチュアルマウンティストが現れたら、

生暖かい目で見守ることにしています。

何を言っても「ふーん」と聞き流します。

すると、いつしかいなくなりますね。

ありがたがらないと、

すぐに去っていくのも特徴だと思います。

スピリチュアルマウンティストは、

自己特別感を養分にして生きてますからね。

それではみなさま、さきくませ。

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