外来種=悪=駆除という愚かな考えは今すぐやめるべき! | まちがいだらけのブラックバス害魚論

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昨日(2022.9.10)のヤフーニュース

『外来スズメバチ 福岡で定着の危機』

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6438342

 

特定外来生物のツマアカスズメバチが、福岡県内で定着の動きを見せている。長崎県の離島・対馬で2013年に定着が確認されて以来、目撃情報は九州各地で数件あった程度だが、今年は福岡市などですでに3例に。ミツバチを襲って養蜂に被害を出したり、市街地に巣をつくって人を刺したりする恐れがあり、環境省が実態調査に乗り出す。

 

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こういう外来種に関するニュースを見ると、いつも非常に強い違和感を覚えます。

 

それは、外来種=悪であり、人間、あるいは生態系、あるいは、それに関わる産業に悪影響を及ぼすから、駆除するべきだという考え方です。

 

よくもまあ、そんなに能天気に(?)、何も深く考えずに生きられるなあ、と思います。

 

動物や植物など、生き物はすべて、本能のままに生きているだけです。

 

原因は、地球温暖化などによる、自然環境の変化でしょう。

 

それまで、存在しなかった生き物が存在するようになる、それは、今までは、適さない環境だったが、適する環境に変化したからそこに存在するようになったと考えるのが正しいでしょう。

 

なぜなら、動物は本能のままに生きているだけだからです。

 

調べてみても、それは、矛盾することはありません。

 

このツマアカスズメバチは、東南アジア原産だそうです。

東南アジアは、平均気温25度以上の熱帯に属します。

 

地球温暖化により、その勢力を拡大しているに過ぎないと思います。

 

日本も、地球温暖化の例に漏れず、平均気温は年々上昇しています。

 

今までは、適さない環境だった日本も、適する環境になったから、そこに生息・繁殖するようになっただけでしょう。

 

原因は、地球温暖化を引き起こしている、我々人間の活動にあるのです。

 

発電、製造、森林の伐採、輸送手段の利用、食料の生産、建物への電力供給、過剰な消費、、、など、自然環境を省みない、利便性の追求にあるのです。

 

少し考えてみれば分かると思うのですが、ハチですから、そんなもの駆除したところで、また飛んでくるだけ。適した環境であれば、また、生息・繁殖するのは当たり前です。

 

外来種=悪でも何でもなく、彼らは、本能のままに生きているだけ。

 

駆除などという、よくもまあそんな残酷なことができるな!と思います。自分たちを何様だと思っているのでしょうか!

 

それに、駆除しようとしたところで、駆除が追いつくはずもありません。

 

こんなことにも気付かないなんて、人間とは、何て浅はかで愚かな生き物なんでしょう。

 

付け加えると、このツマアカスズメバチが、危険と言っても、在来のスズメバチだって危険です。刺されたら死に至ることもありますし、元々、東南アジアには生息しているわけです。

 

焦って、思考停止して、過度に恐れる必要はないと思います。

 

今回のツマアカスズメバチの件や、最近多発している洪水など、自然環境に関する出来事は、すべて我々人間に対する警鐘だと言えます。

 

外来種=悪=駆除という愚かな考えは今すぐやめて、原因が我々人間活動による地球温暖化にあることに気付き、それを食い止める方向にシフトしていくことが必要でしょう。