毎週月曜日は、
多摩地域の全160駅の訪問記
多摩駅めぐり
第156回は、小金井じゃない!「花小金井」駅です。
今回お散歩したのは、西武新宿線の花小金井駅。
「花小金井」という名前から、小金井市にある駅と勘違いされがちですが、所在地は小平市。
しかしながら、実は小金井公園の最寄り駅というちょっと複雑な事情を抱える駅です。
最近は、大規模マンションも新築されるなど、住みよい街としても注目の花小金井。
そんな街をお散歩してきました。
【花小金井駅 基本データ】
駅名:花小金井(はなこがねい)
路線:西武新宿線(SS18)
所在地:東京都小平市
停車する種別:特急×、拝島ライナー×、快速急行×、通勤急行×、急行○、準急○、各駅停車○
今回のお散歩のスタート地点は、駅の北東部にあるスカイタワー西東京
新青梅街道沿いにあります。
真下から見ると結構な迫力!
そんなタワーの周辺は畑が広がっています。
電波塔の周辺で、建物の建築が制限されている事情もあるのでしょうか。
そんなタワーと畑が広がる光景の中に現れるユニークな建物が多摩六都科学館
科学館とプラネタリウムが入った、周辺の子供たちにとっての人気スポットです。
そんなタワー周辺を離れて、花小金井駅へ。
西武線に沿って走る東京街道
もう一本、西武線に並行して走る青梅街道
この2つの道路が花小金井駅北口のメインストリートです。
青梅街道を駅北口まで歩いてくると、東京都小平合同庁舎があります。
都税事務所や保健所などが入っているようです。
ここから駅北口に向かう駅前通りです。
円成院という立派なお寺
駅に近づくにつれ、マンションが増えてきました。
駅近くにマンションが多いのは住みよい街の証拠です。
駅前通りから中通りに入ると、雑多な雰囲気の商店街も。
こんな歴史を感じる建物もありました。
この地で70年近く続く「酒屋兼タバコ屋兼駄菓子屋」のような昔ながらのお店だそうです。
そして、駅北口に到着。
それにしても気になる「花小金井」の駅名。開業当時(昭和初期)、玉川上水に植えられていた「小金井桜」の見物客にわかりやすいようにつけられた駅名のようです。
行政区は小平市となってしまいましたが、小金井にゆかりのある駅名だったのですね。
北口ロータリー
バスが多く発着するほか、いなげややちょっとした商店街もあります。
駅は橋上駅になっていて、南北連絡通路にお店が建ち並んでいます。
訪れたのが朝早かったので、まだお店は閉まっています。
駅の改札口
花小金井駅は、西武新宿線の中では主力駅の一つであり、高田馬場~所沢の途中駅の中で、田無に次いで2番目に乗降客数が多くなっています。
駅のホームは、ちょっと昭和館がありますね。
今度は南口に行ってみましょう。
南口のロータリは、北口よりやや寂しい感じですが、マンションや商店は相応にあります。
南口で線路と並行して走るのが多摩湖自転車道
小平グリーンロードの一部を形成しています。
南口も落ち着いた住宅地
南口から伸びるせいぶ通り
懐かしい雰囲気の商店街です。
ちょっとひなびた雰囲気も…
そんなせいぶ通りに気になる場所が…
大門橋緑道の看板。どうやらこの路地が緑道になっているようです。
ものすごく細いですが、確かに緑道です。
しかし、橋は見当たらず…
しかし、緑道の途中に鈴木用水の碑が建っていました。
この緑道の下には暗渠として用水が流れているそうです。
もう少し西側の鈴木町エリアに行くと用水路が顔を出しているところもあるようです。
南口からせいぶ通りを抜けると鈴木街道という通りにでました。
鈴木街道から、さらに南へ住宅街を進んでいくと…
駅から徒歩10分ほどで嘉悦大学に到着します。
花小金井駅は、実は大学生が多く訪れる学生街の側面もあるのです。
そしてその嘉悦大学の裏側に見える森のような空間が小金井公園です。
残念ながら、嘉悦大学の脇から公園に入ることはできませんが、小金井公園通りや小金井街道に迂回していけば、駅から15分ほどで公園に到着します。
というわけで、実は花の名所として栄えていた、花小金井のお散歩、いかがだったでしょうか。
今となっては花の名所という印象こそありませんが、緑が多く残っているエリアであることは間違いなさそうです。
西武新宿線沿線の中でも注目度の高い街、花小金井は、これからもますます発展しそうです!
【今回のお散歩コース】
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