『エルフの丘』

(アンデルセン童話より)

ハリー・クラーク

 

 

 

***2019年10月22日の日記***

 

 

「弟子にならないと

教えられないこともある」

 

・・・と言うOSHOの彼と。

 

 

「隠された真実などない」

 

・・・と言う占い師の彼。

 

 

今となっては。

 

どちらも正しくて、

どちらも間違っていた。

 

・・・ということが

解りますおやすみ

 

 

けれども。

 

そこにある矛盾や

食い違いが。

 

自分の中ですっきりクリアに

理解できるようになるには。

 

まだまだたくさんの時間を

必要としました。

 

 

あの頃は。

 

「これまで隠されてきたもの」

 

・・・が、

 

どんどん世に、

公開されはじめた時代でも

ありました。

 

 

インターネットが

それを加速しましたが。

 

 

「インターネットの出現」

 

・・・という現象自体が。

 

そのことを

象徴的にあらわした、

 

とても解りやす出来事だったと

思うのです。

 

 

長い間隠されていた

様々なものが。

 

どんどん白日の下に

さらされていきましたが。

 

 

宗教的、精神的な

世界でもまた、

 

そういう流れが

起こっていたように

感じます。

 

 

それまでは、

伝統的なコミュニティの中でのみ、

密かに語り継がれてきた教えが。

 

広く一般の世界に

流出することになって。

 

 

あの頃の私は。

 

そういう流れを

観察しながら。

 

 

こういう現象が

起こるということは。

 

多くの人達に。

 

それを受け取る準備が

出来たからなのだろう。

 

・・・と。

 

そんな風に

思ったりしていました。

 

 

あの頃は。

 

・・・ですが。

 

 

*******

 

 

なんの準備もなく、

突然覚醒体験が起こると。

 

気が狂う。

廃人になる。

 

・・・なんて話を

聞いたこともありましたが。

 

 

そのあたりのことは、

私にはよく解りませんでした。

 

 

「あの意識」

 

・・・の中に、

すっぽりとおさまった時は。

 

自分が、

 

「もとに戻った」

 

・・・という感覚でしたし。

 

 

突然、

記憶喪失が回復し。

 

「あぁ、そうだった」

 

・・・と。

 

今まですっかり

忘れきっていたことを、

思い出す感じでしたから。

 

 

ただあの時。

 

クラスのコミッティーの顔が

突然浮かんできて。

 

それがキッカケで私は、

我に返りましたが。

 

 

その我に返りかけた時。

 

 

「怖い!!」

 

 

・・・と。

 

ものすごい恐怖を

感じたことは覚えていて。

 

あの恐怖を感じていたのは、

「すべてである私」としての

自分ではなくて。

 

間違いなく。

 

「人間Lyrica」の意識。

 

つまり、

 

「エゴ(自我)」だった。と。

 

のちのち、

気づきました。

 

 

あの時、エゴは。

 

自分が消えてなくなってしまう

恐怖を。

 

自分が死んでしまう恐怖を。

 

強烈に、

感じていたのだろうと思います。

 

 

エゴにとって、

それは。

 

ものすごく、

怖いことでした。

 

 

本来の自分に還ること。

 

あの意識に戻ること。

 

・・・ということは、

 

とても至福な体験では

ありますが。

 

 

その意識に還りきる、

そのほんの一歩手前には。

 

おそらく。

 

真っ暗な暗闇。

というか。

 

「膜」

 

・・・のようなものが

あるような感じがします。

 

 

私の場合は偶然、

一足飛びにそこを超えて。

 

気づいた時には、

 

「すべてである私」

 

・・・の意識に

なっていましたが。

 

 

たとえば、

そこに到達するための

なんらかの方法とか。

 

そういうものがあって。

 

その方法に沿って

意図的に、段階的に、

 

そこに入ろうとした時は。

 

もしかしたら、

あの「闇の膜」が。

 

「エゴの死」が。

 

そこに立ちはだかって

しまうことも、

 

あるのだろうな。と。

 

そんな風に思います。

 

 

もし、私がそういう順番で、

道を辿っていたとしたら。

 

もし。

 

あの「死」という

通過ポイントを、

 

しっかり踏んでから、

「源の意識」に入りこむ。

 

・・・という順路を

まともに辿っていたとしたら。

 

 

私には。

 

あの恐怖を自力で超える

勇気はなかったかも

しれません。

 

 

あんな怖い思いをしてまで、

その先に進みたい。

 

・・・なんて。

 

この私が。

 

思うはずない泣き笑い

 

 

だからこそ。

 

何の準備もなく、

そこに向かうのは危険だ。と。

 

そう考える人がいるのも。

 

なんとなく、

解る気はするのです。

 

 

心の弱い人が、

なんの準備もなく

あの道に向かったら。

 

精神的におかしくなることも

あるかもしれない。

 

・・・と。

 

 

そう思ってしまうくらい。

 

あの時の恐怖は。

 

強烈だったからです。

 

 

*******

 

 

占い師の彼は。

 

「私は、OSHOの彼とも、

前世で会っていたんですよ」

 

・・・と。

 

そんな風に言いきって

いました。

 

 

私は。

 

「出会う人は、

みんな何かしらの縁がある」

 

・・・とは、

思っていましたが。

 

そんな風に自信を持って

 

「前世で会っていた」

 

なんて断言するほどの

確証もなかったので、

 

占い師の彼に、

訊いてみたことがあるのです。

 

 

「どうしてそんなに、

自信を持って言えるのですか?」

 

・・・とにやり

 

 

そうしたら彼は、

苦笑いしながら。

 

 

「いやぁ。

同じことを妻にも

言われましたよ。

 

なんでいつも、

そんなに自信満々なの?って。

 

無意識なんですけどねニコニコ

 

 

・・・と、

言ってましたにやり

 

 

そこで自分を笑える

占い師の彼のことを。

 

大人だなぁ。

 

・・・と思っていましたおやすみ

 

 

占い師の彼が

そういう人だったからこそ。

 

私の長年の信念も。

 

「前世はない」

 

・・・と思い続けた信念も。

 

自然と変化していったの

だろうと思います。

 

 

もし本当に

前世というものがあって。

 

そして。

 

それまでも様々な前世で

何度も出会っていて。

 

 

そんな、

より魂が近かったりする人と

出会ったりすると。

 

こんな風に。

 

自身の内面で、

大きな変化が起こったり

するのだろうなぁ。と。

 

そんな風に

思ったりもしました。

 

 

価値観が、

まったく変わったり。

 

世界の眺め方が

変わったり。

 

 

今までの自分が死んで。

 

新しく、

生まれ変わるような。

 

 

*******

 

 

ある時。

 

不思議な夢を見ました。

 

 

そこには。

 

OSHOの彼らしき

人が出てきて。

 

その人は。

 

額にハチマキのような

ものを巻いていました。

 

 

そして

夢の中の私には。

 

そのハチマキの意味が、

 なぜか解っていました。

 

 

それは。

 

サードアイの力を

調整するために

巻いているもの。

 

・・・なのだと。

 

 

やたら鮮明に見えた

その姿形を。

 

OSHOの彼に、

話してみました。

 

「身に覚え、

あったりする?」

 

・・・と。

 

 

すると彼は。

 

「その記憶は、

自分はまだ捉えていない」

 

・・・と言いました。

 

 

私はそれを、

前世の姿と決めつけていた

わけではありませんでした。

 

夢やヴィジョンは、

何かが「象徴的」に現れて

きたりもしますから。

 

 

けれども彼は。

 

それを「前世」と

結びつけて考えたようで。

 

次に、

こんなことを言いました。

 

 

「僕は前世で。

 

マスターと一緒に、

チベットにいました」

 

・・・と。

 

 

なぜ突然、

チベットの話?うーん

 

・・・なんて

思いましたが。

 

 

私もチベットは

好きだったりしたので。

 

 

あぁ、今のこの人との

縁というかカルマは。

 

そのあたりなのかな?

 

・・・なんて

思ったりもしました。

 

 

*******

 

 

ちょうどその日だったか、

その翌日だったか。

 

とにかくその直後に。

 

あの主婦の彼女が、

唐突にこんなことを

言い出しました。

 

 

「都内で、

チベットのリンポチェの

お話会があるそうなのだけど。

 

なぜかわからないけど、

 

行かないといけない

気がするので、

 

急だけど明日、

行ってきます!」

 

・・・と驚き

 

 

この流れに、

私は驚きながらも。

 

やはりどこかでは。

 

「あぁ、そういうことか」

 

・・・と解っていて。

 

 

なので、

もう、間髪入れずに。

 

 

「私も一緒に行く!」

 

・・・と。

 

そう言っていましたおやすみ

 

 

この時は私自身が。

 

「呼ばれている」

 

・・・と感じたからです。

 

 

OSHOに呼ばれている。

 

・・・とは

思いませんでしたが。

 

「何か」には

呼ばれているな。

 

・・・と。

 

それを実感したからです。

 

 

主婦の彼女との

この会話は。

 

ブログのコメント欄で

していたものなので。

 

それを横で見ていた

あのホピの彼女も。

 

「私も行くー!!」

 

・・・と言いだして爆笑

 

 

私達は三人で。

 

そのお話会に

参加することになりました。

 

 

それは本当に、

急に決まった話でしたが。

 

そういう時というのは、

いつも。

 

話はすんなりまとまるし。

 

物事は、

スムーズにいくものでおやすみ

 

 

その頃の私は

もうすでに。

 

「ネット上の人とは

深入りしない」

 

・・・という

自分のポリシーは。

 

どうでもよくなって

いました。

 

 

OSHOの彼に

会ったことで、

 

それはもう、

完全に崩れ去っていました。

 

 

なので。

 

彼女たちと実際に

会うことに対しては。

 

何の抵抗も、

感じていませんでした。

 

 

つづく

 

 

*******

 

 

前の日記

 

 

 

次の日記