こんにちは。カバヤ薬局 高橋です。

 

昨年8月から一年間、民謡歌手の伊藤多喜雄さんのラジオ番組「伊藤多喜雄の好きです川崎」の中で健康コーナー「明日の健康」を担当させていただきました。

 

今日もその中から1つ、健康情報をお伝えします。

 

温かいものが飲みたくなる季節になりました。そこで、コーヒーと健康にまつわるお話です。

 

 

コーヒーはカフェイン飲料であるため、健康を害するイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし最近ではコーヒーに関して多くの研究が進み、身体に良い効果があることがわかってきています。

 

中でも気になるのが、コーヒーがアンチエイジングにつながるかもしれないということです。

 

コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールの一種が含まれています。これはコーヒーの色と苦みの元となっている成分ですが、クロロゲン酸には身体の酸化、つまり身体のサビを防ぐ抗酸化作用があるので、血管、臓器、肌などさまざまな身体の細胞を若々しく保ってくれるのに役立つのです。

 

2017年にヨーロッパ10カ国でコーヒーの摂取と死亡率を調べた研究結果が発表されました。それによると、コーヒーを飲む習慣は死亡率の低下と関連があって、国ごとでの違いはないという結果でした。

 

もしかしたら、クロロゲン酸の抗酸化作用が死亡率の低下と関与しているかもしれません。

 

最後にコーヒーを飲む量についてですが、摂り過ぎるとカフェインの過量摂取につながる可能性もあります。1日2〜3杯を目安に、なるべく寝る前3時間は避けて飲むようにしてください。

 

ブラックが苦手でしたら、牛乳や豆乳を入れたり、甘みをつけてもクロロゲン酸には影響ありません。