今日は朝から小雪がちらつき、本当に寒いですね。


今日のような寒い日は、腹巻とカイロをお忘れなく。女性の皆さま、下半身、特に腰回りは冷やさないようにしてください。


さて、女性にとって月経周期は健康のバロメータとしての意味合いもあると思います。生活環境の乱れやストレスにより、月経周期が乱れた経験のある方もいるのではないでしょうか。


月経周期は、脳から分泌されるホルモンと卵巣から分泌される女性ホルモンの働きによって調節されています。極度のストレスによりホルモンのバランスが崩れると、月経周期の乱れにつながります。


月経周期の正常範囲は、28±7日と言われています。正常範囲から大幅に乱れた周期が3周期以上続く場合には、一度婦人科の受診を勧めています。


「女性は7の倍数、男性は8の倍数で体調が変化します・・・」というCMで有名になったフレーズが書かれている中国最古の医学書『黄帝内経』によると



「二七而天癸至、任脈通太衝脈盛、月事以時下、・・・」(14歳になると生殖機能が発育し始め、任脈が通じ、衝脈が盛んになり、周期的月経が形成され、・・・)


とあります。



任脈、衝脈とは、月経や妊娠と関係の深い経脈のことで、別名をそれぞれ陰海、血海といいます。



つまり、周期的に月経があるためには、身体に陰(潤い)と血(血液や栄養分)が充実している必要があります。


中医学の観点から見てみると、過度なダイエットやストレスによる月経周期の乱れは、ダイエットにより陰血が十分に補えない、ストレスにより陰血を消耗していることが原因であると考えられます。


このような場合、生活習慣を見直し、漢方薬で陰血を補うことで、月経周期が改善することがあります。



気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。


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