神奈川県川崎市高津区にある溝の口で漢方相談を行っている、パンダ薬剤師です。
今朝から川崎も大雨です。まだ風がひどくないため早朝に出社し大変な混雑は免れました。
先月は我々の会社は年度末という事で、様々な仕事が重なり大忙し、全くブログの更新ができませんでした
今月は気持ちも新たにどんどん更新していきますのでよろしくお願いします。
さて、今年は昨年よりも季節が早く(例年並みといいますか)、涼しい日が続いています。
乾燥もしているせいか咳の風邪をひいた人がなかなか治ってないように思われます。
漢方相談でも長く続いている為お困りの方が多いです。
また、肌の乾燥から痒みがひどくなっている方、アレルギー反応が例年よりひどくなっている方が多いです。
漢方ではアレルギー、免疫の調節には「肺」を強くしていきます。
また「肺は、皮毛を主る」とも言われ、肌の乾燥、肌荒れもこのように肺が渇く季節には起きやすいとされます。
このような時もっともよく使われるのは「百合根」ではないでしょうか。
肺を潤し、咳止めでも乾燥でも利用されます。
またこの時期皆さんがよく口にされるものの中にも咳、痰で使用されるものがあります。
なんだと思いますか?
臭いものです。
それは・・・
「銀杏」です。
「百合根」「銀杏」といえばなんでしょうか?
やはり茶碗蒸しではないでしょうか。私も茶わん蒸し大好きです。
それでは、茶わん蒸しの色はなんでしょうか?
白い色をしていますね、漢方にある五行という考え方の中に「白いものは肺に良い」と言われています。
秋の食材を白色で仕上げるあたりはさすが、和食は「薬食同源」といったところでしょうか。
食事からも体調管理が出来ますので、皆さんも是非秋の養生で取り入れてみてください。
薬局では「ヒポポ×漢方通信」を毎月発行しています。
上記のような内容や、薬膳レシピ、日常生活に役立つ漢方情報など我々スタッフが気の向くままに書いています。ご興味がある方は是非薬局に来局の際はお持ち帰りください。
蒲谷漢方研究所
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