先日、1ヶ月ほど前から動悸が気になると来局された方がおりました。
ほかには、疲れやすい、いつも眠くて体がだるいという症状があるとのことでした。
動悸は、心臓が拍動して不安になる症状のことをいいます。
不整脈や心臓疾患、自律神経の乱れ、甲状腺機能亢進などでも動悸が起こることがあります。
中医学で動悸は、「心」の不調としてとらえることが多いです。「心」は、現代医学の心臓としての血液運搬の働きと精神思惟活動をコントロールする臓器です。
「心」に栄養となる血液やエネルギーが不足していたり、血液やエネルギーの巡りが悪くて血液やエネルギーが十分に行き渡らない場合に、動悸として症状が現れることがあります。
先ほどの方の場合には、病院でさまざまな検査をしましたが、異常はみられなかったとのことでした。
疲れやだるさの訴えもあり、無理をして仕事をしている感じがありました。休めるときには、なるべく休養をとるようお話ししました。また、気血不足を補う漢方薬を試していただきました。
漢方薬を続けていただき、今では動悸も気にならなくなっているとのことです。
蒲谷漢方研究所 田園都市線溝の口駅徒歩5分
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