「生理が来ると貧血気味になって、本当に体がだるいです。」
貧血のため、病院から鉄剤が処方された方がおっしゃっていました。
貧血とまでは言われなくても、生理中にだるさや眠気を訴える女性は多いと思います。
特に梅雨から夏にかけてのこの季節は、湿度が高いことによる体の重だるさと重なって、さらにツラく感じる方も多いのではないでしょうか。
これらの症状は、「血虚」(血液不足)が原因かもしれません。
血液の量が不足すると、
・だるい
・疲れやすい
・眠りが浅い
などの症状が出ることがあります。また、
・顔色が青白い
・爪の色が薄く、割れやすい
・乾燥肌
・髪の毛にツヤがない
の症状も現れます。
中医学では、女性の健康は血液と密接な関係があると考えられており、「女子以血為本」(女子は血を以て本と為す)という言葉があります。
確かに、毎月の生理、妊娠、出産、授乳というように、女性のライフスタイルの変化は、血液と密接な関係があります。
毎月の生理の問題を「いつものことだから」とないがしろにせず、ご自分をいたわってあげてください。
血液不足を防ぐため、お食事では黒いものや赤いものがよいでしょう。具体的には、レバー、赤味のお肉、ほうれん草、ニンジン、なつめ、プルーン、などが挙げられます。
血液を補う漢方薬として、「婦宝当帰膠」などを個々に合わせて使うとよいでしょう。
また血液不足の場合には、血液のもとになるエネルギーも不足していることが考えられます。食べ物の消化吸収をよくするため、胃腸を冷やさないようにしましょう。
蒲谷漢方研究所 東急田園都市線徒歩5分
*婦宝当帰膠あります*