仙台で会社員だったころから
仙台で仲良くさせていただいていた
学生さんがいるんですが、
先日、突然、
相談ごとがあるというメールが届きました。
そんなタイプではなかったので、
びっくりして、すでにあった予定をキャンセルして
会って話をすることにしました。
ドタキャンで迷惑かけた方々、
ごめんなさいっ![]()
確かに秋田に転勤する直前に会ったときと
様子が違いました。
えらく元気がない…
理系の大学四年生で、
今、研究室に所属しているのですが、
どうやら教授とうまが合わないそう。
教授は
「学生の意見を尊重する」
「学生とディスカッションしたい」
というにも関わらず、
学生の意見や実験の提案を理不尽に却下したり、
ディスカッションも教授の自分の意見のイエスマンだけ
受け入れるような感じらしい。
だからといって、
その学生さんのテーマは教授の専門外の要素が強いので
教授の意見についていって
うまく卒業論文ができるとは思えない。
やる気を持てば持つほど、
空回りして、どうしていいか分からない。
周りの学部の友達とかは
順調に卒論を仕上げにかかっているのに
自分だけ、遅れていて、焦る。
学部だけで卒業するならまだいいが、
そのまま院に進み、
同じ研究室であと二年間も生活することになるので
先のことを考えると辛い。
う~ん、なんか僕がサラリーマンだったときに
悩み、苦しんでいたこととまったく同じ…
考え方があわない人が上司
上司の意見についていっても
うまくいくとは思えず、信頼できない
こんな組織に属してしまったら、
皆様ならどうしますか![]()
僕の場合、
結局、会社の中でパニック障害に陥り、
上司不信、組織不信、会社不信となりました。
そこで最終的に落ち着いた先が、
仕事に対して「無」でいること。
つまり、
自分の意見を持たないで、上司や組織のイエスマンとして
とりあえず、カネのためだけに働くことでした。
次にやりたい仕事が見つけることに力を注ぎ、
見つかったあとは、
無難に与えられた仕事をこなしつつ、
転職準備を進めていました。
こんなんだから、評価はダダ下がりで、
昇給もほとんどなく、
同期とはかなり差がついてしまいました。
最初の頃はかなりコンプレックスを持っていましたが、
やりたい仕事を見つけてからは、
「ま、自分の嫌いな会社で評価されても仕方ない」
「評価されると逆に自分の汚点になる」
と考えるようにしていました(笑)
僕はその学生さんには
・こういう経験は社会に入ったらよくあることで、
それを学生時代に味わえるのは、むしろ儲けもの。
・今の学生は「受け身」姿勢が多いと言われる中で、
自分で考え、提案する積極的な姿勢を
持つことは誇らしいこと。
・組織から離れる方法(研究室を替わるなど)が
とれれば一番いいが、
不可能ならば、もう、とりあえず
「卒業」「修了」だけを目指してやっていくしかない。
・研究室で研究することだけが、すべてではない。
せっかくあと二年あるのだから、
研究室での研究以外のことに打ち込んでみては。
(バイト、勉強、趣味、特技など…)
・自分を全て否定されたような感覚に陥るかもしれないが、
研究室や教授からの評価が全てではない。
自分を受け入れてくれる場所や、
自分を必要としてくれる場所は、必ずどこかにある。
落ち込んで引き込んでしまわずに、
とにかくその世界の外に出てみる。
そうすると、悩んでいたことは、
意外と小さいことだったことに気づくはず。
・教授の考えに乗ってみるのも、
意外な発見や得られるものがあるかもしれない。
人生、無駄なことはない。
無駄だと思った時点で、人生楽しくなくなる。
・人間関係、合う合わないは絶対あることで
それは、運次第で、どうしようもない。
ただそれは、たまたまのこと、一時的なこと、
狭い世界でのこと。
自分を否定したり、相手を否定したりしていると、
どんどん深みにはまっていってしまうので、
「はずれくじをひいちゃった!」くらいに軽く捉えて、
再び当たりくじをひける日を待ったり、
当たりくじを求めに行動したりすればいい。
みたいなことを伝えてみました。
僕の経験や言葉で
いろいろ気づきがあったようで、
少し、心が軽くなったみたいでした![]()
僕の経験が人の役に立てて、
よかったよかった![]()
当時は苦しかったけど、
今はいい経験をさせてもらって感謝です。
ただ、
僕はまだ、上の立場を経験したことがありません。
今は
「上の人間は下の意見に耳を傾けるべき」で、
そんな経営者になりたいと思っています。
今回の学生さんのような
自分で考え、提案することができる人をたくさん雇い、
議論の場では、上も下も関係なく、
同じ土俵にたつ組織が理想。
でも
実際、歳をとって立場が変わったら、
考え方も変わってしまって、
部下から「自分の意見を聞いてくれない」みたいな
ことを言われてしまうかもしれないです…
う~ん、人間って難しい生き物ですね。
とにかく、この学生さんには
自分を否定することなく、自信をもって
前向きになってほしいです![]()

