本試験まで186日 多肢選択式の戦略を考えてみよう
多肢選択式の戦略
五類になったために、感染状況が見えにくくなった分、かえって気持ち悪い感じがします。
少なくとも東京は感染の波が立ち上がっている状況であることは間違いないと思います。
後遺症のリスク等を考えると、「ただの風邪」ではないことは明白です。
受験生であるならば、人混みでは、マスクしたほうがよいですね。
体調管理はとても大事な仕事です。
多肢選択式の過去問は、出題者の問題意識が読み取れる貴重な資料です。
特に行政法では、空欄にされた箇所は、やはり重要なワードであることが多いですね。
例えば2021年度問題43はこんな問題でした。
次の文章の空欄[ ア ]~[ エ ]に当てはまる語句を、枠内の選択肢(1~20)から選びなさい。
択一でも2013年問題13で出されている判例をテーマにした問題です。
そのとき空欄にされた箇所を赤字にしてあります。
大切なワードはかぶるんですね(笑)。
ウとエはどちらの問題でも同じ箇所が空欄になっていました。
ちなみに「行政庁の判断の[ ア慎重 ]と合理性を担保してその恣意を抑制するとともに、処分の理由を名宛人に知らせて[ イ不服の申し立て ]に便宜を与える趣旨に出たもの」という箇所は、とても有名なフレーズです。
アとイはどちらも、語群なんて見ないで埋められる状態になっていて欲しい。
ウは、この判決が不利益処分に関するものであること、最初のウの直後に「存否及び内容並びに公表の有無」とあることから、「処分基準」が入ることは明らかです。
処分基準は、定めるのも公表するのも努力義務でした。
あ、審査基準はどうでしたっけ?
エは、「本件[ ウ処分基準 ]は、[ エ ]の手続を経るなど適正を担保すべき手厚い手続を経た上で定められて公にされており、」とありますので、「意見公募」であることがわかります。
ちなみに意見公募手続きの対象に、行政指導指針は入ってましたっけ?
多肢選択式については、憲法に難易度高めの問題が出されることが多いです。
一方で行政法はオリジナルの文章を使った出題も多く、難易度は標準またはやや易しめであることが、最近は多いですね。
3問合計で空欄は12個です。合格ラインは9/12です。
ですから、ひとつの問題の空欄4個を全て埋めることは原則として必要ありません。
一問平均で3個埋まればよい。
もっと言えば、問題41は2個、問題43は3個、問題44は4個のように、アンバランスな正解数でも全くかまいません。
常に視野を広くもち、全体で9個埋まればそれで良いんだという認識で、問題に相対してください。
おまけ
1月下旬にコロナに感染した時、治りかけになってからよく飲んだオレンジジュースです。
あれからどハマりしたので、いまだによく飲んでます。
コロナに感染したことを公にしない人は結構いらっしゃいますね。価値観は人それぞれですから、とやかくいうべきではないかなと。
ただ私が感染した時、LECからは単に体調不良で、というアナウンスしか出ませんでした。相当気を使ってくれたのでしょう。でもまさかコロナだと説明してないとは思わなかったので、ちょっとびっくりしました。
その結果、私が自分の口で説明して、初めて知った方もおおかったのではないかな。
その前にブログには書いていましたけどね。