今日から3月。そして緊急特別総会ってなに? | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

今日から3月。そして緊急特別総会ってなに?

春のセルフチェックテスト

先日の「学習戦略構築サミット」でも話した「春のセルフチェックテスト」。実施のタイミングで、憲法民法行政法がすべて終わってなくても、やったところまでの力試しで構いません。


たとえば、憲法と行政法総論までやった人は、そこまでの問題をとりあえず解いてください。
それ以外は学習が終わり次第改めて解けばよいと思います。

ということで、お申し込みはこちらから。
 


  3月になりました


本試験まであと287日。


もう3月なんですね。時間の経つのは、本当に速いです。


勉強は順調ですか?


いまやるべきことをきちんとやっていきましょうね。





  平和のための結集決議

一般知識ネタをひとつ取り上げておきます。


ロシアへの非難強まる

ロシアがウクライナに侵攻して4日経ちました。電撃作戦で勝負をつけたかったプーチンとしては、ウクライナの猛反撃の前にその目論見が崩れつつあります。


また多くの国が、さらにはロシア国内でも、この戦争に対する非難の声が上がっていますね。


平和のための結集決議

そんななか、国連では、安全保障理事会において平和のための結集決議が採択され、それに基づき28日から緊急特別総会が開催されています。


安全保障理事会の議決で緊急特別総会が開催されるのは40年ぶりのことです。


もちろんロシアのウクライナ侵攻への非難決議を行うための開催ですね。


40年前はイスラエルのレバノン侵攻への非難がテーマでした。


本来は国連の安全保障理事会が非難決議を行えば良いのですが、実質事項に関する決議をするためには、常任理事国すべてを含む9カ国の賛成が必要です。

常任理事国のひとつがロシアであるため、ロシアは拒否権を発動し、非難決議は流れました。


またしても安全保障理事会の機能不全が浮き彫りになりました。


常任理事国とは

ちなみに現在の常任理事国は、アメリカ、イギリス、フランス、中華人民共和国、ロシアの5カ国です。


発足当初は、アメリカ、イギリス、フランス、中華民国(現在の台湾)、ソ連の5カ国でした。

要は、第二次世界大戦の連合国メンバーですね。


中華民国は1971年に中華人民共和国へと代表権が移っています。


また1991年には、ソ連が崩壊し、ロシアが代表権を引き継ぎました。


改めて、平和のための結集決議について

そこで、平和のための結集決議を行ったのです。

緊急特別総会を開くため、という手続き事項については15カ国中9カ国の賛成があれば十分です。この手続き事項について安全保障理事会がおこなう議決には、常任理事国といえども拒否権がありません。


この平和のための結集決議は1950年にアメリカの提案で初めて採択されました。

朝鮮戦争に対する安全保障理事会の決議がソ連の拒否権発動で流れたことから、緊急特別総会を開けるようにして、そこに安全保障理事会の役割を委ねようと考えたようです。



ついでにこちらの話も見ておきましょう。



おまけ

まん延防止等重点措置は東京、大阪、愛知などで延長されるようです。


オミクロン株は、高齢者や基礎疾患のある人にとっては極めて恐ろしいウイルスであることがわかってきました。


一方、若年層にとっては、オミクロン株に感染してもそこまで深刻な状態にならずに済んでいるのも事実です。


ただ、ウイルス感染自体は軽く済んでも、後遺症のリスクが残ります。


この後遺症としては、慢性疲労症候群のような全身症状がでるケースが多いようです。


治療法が確立できているわけではなく、それどころか医師の中にも「気持ちの問題」などと抜かすアホがまだいたりします。


また周囲の理解もないことが多いと言われています。


やっとここのところで報道が増えてきました。それだけ後遺症に苦しむ人が多いということでもある。


やはりかからないのが一番ですね。



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