2021年度行政書士試験の簡単な講評
2021年度行政書士試験を受けた方は良かったらこちらのアンケートにご協力ください。
本試験後のイベントはこちらの記事をご覧ください。
なお個別相談会は、26日と30日の一部の枠を除き、すでにすべて埋まりました。
正確にはあと4枠です。
ご希望の方は、今日必ず予約をしてくださいね
問題37については、大きな反響をいただきました。
私としては「全員正解」の線を捨てていませんが、決めるのは行政書士試験研究センターなのでなんとも言えません。
過去にも明らかな出題ミスをとぼけてやり過ごした実績がありますが、今回はどうするつもりなのか?
行政書士試験研究センターの対応を見守りたいと思っています。
そして23日に実施する詳細解説会のときには、結論が出ているのではないかと期待しています。
本試験総評
全体を振り返って
2020年度より、択一式の難易度は上がっています。
一般知識の難易度が上がっていることや、民法、商法会社法の難易度が高かったことが影響していると思われます。
ただ憲法、行政法はかなりできた人が多く、結果的に昨年よりも記述を除いた部分の出来は良くなっています。
そのため、3問とも標準的な問題だった記述でどのくらい書けたかが、合否に大きく影響しそうです。
法令択一・多肢選択式
科目のあとに現時点での無料成績診断の結果を踏まえた目標正解数を書いておきました。
基礎法学・憲法 5/7
基礎法学は2問とも正解したい内容でした。
憲法も標準的な内容の問題が多く、無料成績診断の現時点での正答率も軒並み高くなっています。
行政法 17/19
全体的に解きやすい問題が多かったと思います。
問題23までと問題26はノーミスで乗り切った人も少なくなさそうです。
問題24と25は苦戦した人が多いようですので、17問正解だと、この2問を間違えた人が多いかもしれません。
解きやすい問題が多かっただけに、ちょっとしたミスが致命傷になります。取りこぼしが許されないのは毎年のことですが、今年は特にその点がクローズアップされそうですね。
民法 5/9
問題27と29はかなり難しい内容です。
問題27は肢4を選んだ人がかなり多かったようです。
申込者が制限行為能力者となったことを相手方は承諾の通知を発するまでに知っていたため、その時点でこの申込みは効力を失います(526)。
ですから、そのあと承諾の通知を出したところで、契約は成立しません。その結果、制限行為能力者が契約を取り消すことは必要ないはずです。したがって、肢4は誤りですね。
問題30と32そして34は確実に。
問題28と31、33、35から2問正解できれば、十分でしょう。
商法会社法 1/5
全体的に難しいと思います。
個人的には問題39ができていてほしかった。
あとは問題37ですね。これは「全員正解」でお願いしたい。
多肢選択式 9/18
問題41はやはり難しいですね。ふたつ埋まれば十分です。
問題42は易しい。4つ全部埋めたい。
問題43は標準的な内容。4つ全部埋めたいところですが、ひとつ間違えて3つ埋まればいいかな。
記述式
凝った事例問題が出された2020年に比べると、かなりシンプルな問題が出されました。
それだけに条文の内容をどこまで正確に再現できているかが、鍵をにぎりそうです。
一般知識 8/14
2019と2020はかなり高得点をマークした人も多かったのですが、今回は普通のレベルに戻りました。
8〜9問正解できていることが望ましいですね。
問題54からの7問をどのくらいできたか?
前半の7問は2つか3つできていれば十分です。
23日14時からの詳細解説会
こちらもぜひご参加ください。
最新のデータを元に、問題解説や本試験分析をしていきます。
教室講義に直接参加もできますし、You Tubeライブ配信も行いますので、ご都合のよいほうでご参加ください。
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