民法の要件のオススメの覚え方とは? | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

民法の要件のオススメの覚え方とは?

1月11日16時30分から「改正民法論点総チェック〜総則相続」を行います。

ZOOMでの実施になりますので、事前エントリーが必要です。

こちらからエントリーできますので、よろしくお願いします。


民法は「あなたはこのシチュエーションで何を主張できるのか?」ということを考えていく科目です。

この主張できる内容が「効果」であり、主張のベースにあるものが「民法上の権利」です。

たとえば、Aさんがいま手元にある腕時計について、Bさんとの間で裁判になったと考えてください。AさんにしてもBさんにしても「自分のものだ」と主張することができるということが「効果」です。

Bさんが自分のものだと主張する場合、その腕時計をBさんはCさんから買ったというのであれば、そのことを証明できるものを用意するのが一番でしょう。

場合によっては「即時取得」を主張することが出来る場合もあるかもしれません。

Aさんはその腕時計がずっと自分の手元にあったということから「時効取得」を主張することが考えられます。

ふたりとも、「民法上の権利」として「所有権」を想定しているのですが、自分にそれがあるということの証明手段がちがっているということです。

それぞれが、「即時取得」や「時効取得」などを主張していくための条件設定が「要件」です。

だから、「要件」を覚えるときに、「要件」だけを丸暗記してもまったく意味はありません。

似ている制度は比較しながら、文脈のなかで捉えて行かないといけないということです。

もちろん要件を覚えていなければ問題を解くことはできません。

ということで、覚えるときに注意する点をひとつだけ。

テキストには「要件」は箇条書きで書いてあることが多いですね。

「即時取得の要件はなんでしたっけ?」と授業中に受講生さんに質問すると、たいていの方はノートに箇条書きで要件を書き出していきます。

そして「要件っていくつあったっけ?」というような表情で眉間にしわを寄せて考え込んでいる。
これはよく見る光景です。

でもね、ちょっと考えてみてください。
覚えるべき要件の種類は山ほどあります。

それを掲載されている順番に呪文のように唱えても、3日も経てば忘れてしまうでしょう。
そして眉間にしわを寄せて考え込む・・・ということを繰り返す。

そろそろこのループから抜け出しましょう。

人物関係を設定し、それを図にしたうえで、そこに要件を当てはめて覚えていく。

これにより試験会場で要件を思い出すべきときに、同じように図を描いてそこに要件をちりばめていくことで、いわば連想ゲームのように記憶を引っ張り出していく。

すべては試験会場における特殊な精神状態でいかに普段の力を発揮するかということを意識して準備しておかなければいけないということです。



いただきものの獺祭で晩酌を。

獺祭に関しては「三割九分」をよく飲みます。
「ニ割三分」を飲むのは人から頂いたときだけですね。

そもそもお酒はなんでも飲みます。

ビールはサッポロドラフトを箱買いしてますし、ウイスキーはジョニーウォーカーのブラックラベルを愛飲しています。

日本酒は、フルーティーな大吟醸や吟醸系が好きですね。

ただワインだけは、酸化防止剤無添加のワインでないと飲めません。頭痛がひどくなるというのがその理由です。

よく飲むお気に入りのワイン。安くて美味しいですよ