一般知識対策を改めて考えてみましょう
さて、今回は一般知識対策についてお話していきましょう。
一般知識と一口でいっても、①政治経済社会 ②個人情報保護・情報通信 ③文章理解といった3分野に分かれます。
■ 政治経済社会
週1~2回計3時間/週、確保できていれば十分です。
この分野で一番大切なことは、試験に出される分野について「狭く深く」知っていることではなく、「広く浅く」知っていることなのです。
「あと50日の過ごし方」で指摘する論点について、一度はきちんと知識を学ぶ機会を持つこと。
これは非常に重要です。
この時期ですと、「一般知識8点アップ道場」は最適でしょう。
あとは、模試や答練の問題など(LECの講座であれば、「一般知識特訓講座」も)で、演習をして、問題のイメージを作っておくこと。
頻出のテーマと今年の予想テーマについてしっかり対策を取っておけば十分です。
もちろん「なんだこれ?」という問題も出ると思います。
でもその手の問題はほとんどの人ができません。
つまりそこで差が付くことはほとんどないのです。
■ 個人情報保護・情報通信
週2~3回計4時間/週確保できていれば十分です。
この分野は、行政法とほぼ対策の立て方は同じです。
つまり、この時期であれば、過去問を通じて出題パターンをしっかり把握することが最優先事項。
そして各分野の目的条文と定義もしっかり押さえておきたい。
最後は、横断的な知識整理も必要。
分野としては、①個人情報保護法、②行政機関個人情報保護法、③情報公開個人情報保護審査会設置法 です。
横断させるのは、①と②、②と③、です。あと②は、行政機関情報公開法との横断整理も重要ですね。
情報通信は、模試で問われている内容をしっかり押さえておくこと。
特に、デジタル手続法とキャッシュレス、テレワーク、リモートは重要ワードです。
■ 文章理解
最も個人差の出る分野です。
あなたが模試でコンスタントに2~3問正解できているのであれば、強いて対策をとる必要はありません。
そのままで本試験でもしっかり点が取れると思います。
毎回1問程度の正解に留まっているのであれば、「文章理解特訓講座」で、解き方のコツを学んだ上で公務員試験の文章理解を使った演習をするのもひとつの手です。
ただすでにそれはやっているし、解き方も私の講義を受けてわかっている、という人は、割り切ってしまうというのもひとつの考え方ですね。
つまり文章理解は1問出来れば良しとして、他分野で点を取って基準点を突破するという考え方を採用するかどうか。
最終判断はあなたがすることになりますが、手を尽くしたあとであれば、そういった決断はありだと思います。