今月から新しい外局が動き出しています&復興大臣の更迭について | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

今月から新しい外局が動き出しています&復興大臣の更迭について

=4月の開講(LEC渋谷駅前本校)=

 

4月21日10時~

合格講座民法(総則物権)第1回

 

※無料体験できます。詳しくは渋谷駅前本校(0334645001)までお問い合わせください

 

=ゴールデンウイーク特別講座(有料)=

「憲法8点アップ道場判例編(全2回)」

梅田駅前本校 4月30日

①11時30分~14時30分 ②15時~18時

 

渋谷駅前本校 5月3日

①11時~14時 ②15時~18時

 

「ベーシック演習道場民法(全3回)」

渋谷駅前本校 

①5月1日19時~22時 ②5月2日15時~18時

③5月6日15時~18時

 

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「憲法8点アップ道場判例編」と「ベーシック演習道場民法」は、通信クラスも作ります

通信クラスは、通学クラスの講義をそのまま収録したものをお届けしますので、臨場感たっぷりの講義を視聴できます。

通信クラスは6月に入ってからの販売ですので、もうしばらくお待ちください。


 


桜田五輪・復興担当大臣が事実上更迭されました。

おそらく統一地方選挙や参議院選挙への影響を考慮したのでしょう。
あと国会での集中砲火に耐えられないだろうというのもあったかもしれません。いずれにしても「内向き」な更迭です。

今回更迭の直接の原因とされている発言そのものは、それだけで更迭させられるものかというと、少々首を傾げるところがあります。

復興の重要性を指摘した上で、応援する議員を持ち上げるために、「復興と比較する」ことをしたわけです。
おそらくご自身のなかでは「復興のためにもぜひ当選させてあげて欲しい」という意図だったのでしょう。
それは伝わらなくもない。

ただ以前の池江選手への発言といい、それ以外の発言といい、今回といい、そこだけ切り取りやすい発言が多いのは事実です。

なにしろ彼は、ボキャブラリーが圧倒的に少ない。「がっかり」発言はその最たるものです。そして学習能力が非常に低い。低いというより皆無といったほうがよいかもしれない。

結局就任以来大臣としての適格性に疑問符が合わせて100個くらい付いているのです。

そう考えると、「なんでこういう人を大臣に任命したんだ?」「なんでもっと早く更迭しないんだ?」という疑問が出てきます。

任命権者である方は、毎回判で押したように、しおらしい顔で「任命した私に責任があります」と言っておけばいいと思っているようですが、そろそろ具体的に責任を取る姿も見せるべきでしょう。

さて、彼が担当していた復興大臣は、復興庁の業務を担当する大臣です。

復興庁の責任大臣は、実は内閣総理大臣なんですが、発足以来併せて復興大臣も置かれています。

ここでクエスチョンです。

Q 復興庁は総務省の外局である

○か×かで答えてくださいね。



わかりましたか?

復興庁は2021年までの期間限定で設置された役所です。

そして復興庁はどこの外局でもありません。

各省を横断して業務を行うことが期待されるため、独立の行政機関として扱われています。

次の質問です。

Q 内閣府に外局はおかれていない

これは、どうですか?

そもそも「外局」は、行政機関である「省」の業務のうち、専門性が高いとか、中立公正さがより強く求められるといった理由で、各省大臣の統轄のもとに置かれる行政機関です。

この「外局」には、「庁」と「委員会」があります。

そして、内閣府にも同様の理由から「外局」は置かれています。

具体的には、
・個人情報保護委員会
・公正取引委員会
・国家公安委員会
・金融庁
・消費者庁
です。

Q 内閣府は国家行政組織法に規定が置かれている

内閣府に関する規定は、内閣府設置法に置かれています。つまりこの設問の答えは、×です。

国家行政組織法は、内閣の統轄の下にある総務省を始め11の省と、各省大臣の統轄のもとにある外局に関する法律です。
3条に規定が置かれていることから「3条機関」と呼ばれています。

Q 人事院は内閣の統轄のもとにある

人事院は国家公務員法に基づいて設置されている組織です。

ここは、内閣から一定の独立性が認められています。

その結果、強い指揮監督の及ぶ「統轄」ではなく、それが及ばない「所轄」のもとに置かれているとされています。

人事院には責任者として総裁が置かれています。




ちなみに、今月から新しい外局が誕生しました。

それが「出入国在留管理庁」です。

法務省の入国管理局を組織替えしたものですね。

ということで、法務省の外局です。

また「出入国管理及び難民認定法」も今月から改正法が施行されています。

これにより新たな在留資格として「特定技能1号・2号」が置かれることになっています。

昨年は外国人技能実習制度が問われました。
今年は「出入国管理及び難民認定法」の改正が問われるかもしれません。

ニュース検定公式テキストの最新版が出ています。

1冊持っていて損はないですよ。

長くなりました。

参議院議員選挙の「特定枠」については、また別の機会にしましょう。

最後にお知らせです。

今月27日ですが、りょうこ先生がライブイベントをやります。今年の司法書士試験受験生がメインターゲットですが、来年受験予定の方も良かったら参加してみてはいかがでしょうか?

詳しくはりょうこ先生のブログをごらんください。