行政書士試験に合格できない人の勉強法
行政書士試験に合格できない勉強方法というのがあります。
題して「不合格勉強法」です。
これは独学であっても、スクールを利用する場合であっても、共通することです。
そして意外と多くの受験生が陥っていることでもあります。
おそらく学校の授業がそういった方法論で進められることが多いからかもしれません。
ただ学校のように知識を習得する目的の場合と、資格試験に合格する目的の場合で、同じ方法論を使うのはやはりマズい。
まず学校の勉強の場合は、「インプットしてからアウトプット」しますね。
極端な話、授業ではひたすらインプットさせて、定期試験でいきなりアウトプットさせることもあるでしょう。
この方法論は一定の教養を身につけさせる為には有効です。
しかし、この方法論をそのまま使ってしまうと、資格試験に合格するの時間がかかりすぎてしまいます。
そうです。
資格試験のための勉強法で一番大切なことは、「インプットしながらアウトプットもする」ことです。
これは初めて勉強している人も、リベンジ組も同じです。
初めて勉強している人は、ひととおりインプットした後に問題を解けばよいのではありません。
その日学んだ内容についてすぐその内容に関する問題を解いてみる。
それをやることで、「自分はなにをわかっていて、なにをわかっていないのか」を把握できる。
そうしたら、その分野からしっかり見直せばよい。
ひととおりインプットしてから、なんて言ってると、問題を解く頃にはインプットしたことをすっかり忘れていて、「講義を受けたのに問題が解けません」という悩みを抱えることになる。
本人は悩んでいますが、端から見ていると「まぁそうでしょうね」という話でしかないのですが。
一方、リベンジ組。
この人たちは、今度は「問題演習が足りなかったから、しっかりアウトプットしなくちゃ」という意識が強くなる。
だからやたら問題集を買ってきて問題をひたすら解く。
またはスクールの演習講座ばかりとってしまう。
なぜ失敗したかを考えずに、「正解できなかったのは、問題に慣れていなかったから」と決めつけてこういった対応をとると、翌年の試験結果は前年より悪くなることが多いですね。
リベンジ組こそ、インプットをしっかりやる。
ただ教材の選び方は気をつけましょう。特に独学の場合に、学者本や判例六法を使って勉強するのは非常に高度なテクニックを要します。
今年の試験でも憲法行政法に未知の問題は出されていません。
民法は難しかったですが、4問正解することは十分可能です。
もちろんそのためにはアウトプットも合わせてやっていく必要があるのは、初めて勉強する場合と同じです。
結局「インプットとアウトプットのバランス」が大切だということですね。
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本試験を受けた方はこちらの動画を見るのを忘れずに。
それにしてもこういう動画に悪い評価をつける人の思考回路がよくわからない。いい評価をつける必要は全くないですが、わざわざ悪い評価をつける必要はもっとない。30分くらいじっくりとお茶でも飲みながら「なぜ悪い評価をつけたのか?」について話を聞いてみたいものです(笑)
合格していそうな人も、微妙な人も、リベンジ決定の人も、リベンジを迷っている人も、明日は行政書士EXPOに来ませんか?
実務家講演会や奨学生試験、さらには「横溝プレミアム合格塾7期説明会」、そして司法書士や弁理士の説明会もあります。
合格しているか微妙な人は奨学生試験受けておくとよいですよ。
高い割引をゲットできるのもそうですが、こういう機会をきちんと生かす人はしっかり合格する確率が高いのも事実です。
最後に朗報をひとつ。
施行日が決まっていなかった改正相続法ですが、施行は来年7月1日(一部は再来年4月1日)に正式決定されました。
ということで、来年の試験で改正相続法が出されることはなくなりました(自筆証書遺言の要件緩和に関する改正は除く)。
これで改正に関するテーマは来年の試験では出されない可能性も高まりました。
そのあたりも講義に反映していきたいと思います。