日大アメフト部宮川選手の記者会見を見て感じたこと | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

日大アメフト部宮川選手の記者会見を見て感じたこと

5月のガイダンス&開講情報

 

5月27日(日)

13時30分~ 合格講座民法(債権家族法)第1回 

※無料で体験受講できます。詳しくは渋谷駅前本校(0334645001)までお問い合わせください

16時30分~ ガイダンス(渋谷スピード学習クラスのご紹介が中心です)

 

 

 

 

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本試験まであと172日。

 

「あと140日の過ごし方」まであと32日。

 

 

 

本日22日からいよいよ「憲法8点アップ道場」の通信クラスの配信がスタートです。

 

昨年の「誤り肢選択肢チェック道場憲法」から大きくパワーアップした「判例編」は5月3日の教室講義を収録したもの、今年から登場の「条文編」はスタジオ収録したものがそれぞれ配信です。

 

「判例編」「条文編」の通信クラスのお申し込みはこちらから

 

よかったらセットでお申し込みくださいね。

 



日大アメフト部の宮川選手の記者会見。

まず彼の勇気は称えられるべきだろうと。

多くの場合、自己正当化に走り、または組織防衛に走り、真実を語ろうとはしない。語ったとしても、時間が経ってから、という場合が多いでしょう。

でも彼は事件からそれほど時間をあけずに公の場に姿を見せ、実名と素顔を晒し、自己正当化せず、ありのままを語った。

逃げずに記者会見に臨んだ。

これは賞賛されるべき行為です。


と同時に、やってしまったことの責任はとらないといけない。

被害者側が被害届を出している以上、彼は刑事責任に問われるかもしれません。

もちろん最大限の配慮はしてあげてほしいですが、彼の「悪質タックル」で怪我している人がいるというのは事実ですから、それはそれ、です。

記者会見を見る限り、分別のある青年です。むしろとてもしっかりとした20才の青年だとも思います。

なぜそんな彼があのような危険な行為に及んだのか?

企業の中で上司の命令で不正行為に手を染めていく従業員や、戦争で上官の命令に逆らえずに残虐行為に加担する兵士。オウム真理教で犯罪行為に手を染めた信者。

彼を追い詰めたメカニズムは、同じようなものかもしれません。

どうすべきだったのか?そしてどう償っていくべきなのか?

彼はこれから重い十字架を背負って生きていくことになる。

だからこそ前途ある若者である彼をそこまで追い込んだ監督やコーチの責任はきっちり問われるべきでしょう。道義的に、だけでなく、刑事責任も、です。民事責任の追及も検討すべきだと思います。

日大は組織防衛に走っているようですが、勘違いも甚だしい。見苦しい言い訳をするのは、被害者にも、そして関西学院大学にも、さらには勇気を振り絞って会見に臨んだ宮川選手にも失礼な、極めて内向きの対応です。



この日大の対応を見ていると、森友問題や加計学園問題における安倍総理やその取り巻き連中の対応と共通するものを感じます。あとセクハラ問題での麻生大臣の対応もそうです。

ひとことでいえば、「不誠実さの極み」、でしょう。

見え透いたウソを重ねる。

正面から事態に向き合おうとしない。

そういった姿勢は、本当によく似ていて、暗澹たる気持ちになるのです。

だからでしょうか?

関西学院大学のアメフト部監督の対応や愛媛県知事の対応に「救い」を感じるのかもしれません。