憲法判例知識チェックその2 | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

憲法判例知識チェックその2

その1はこちらから

 

5 私人間の人権保障

① 私人間に憲法の規定を適用することができるかどうかに関する判例の立場を説明しなさい。

 

② 判例の立場にたっても、私人間に直接適用される憲法の規定はどれか?

 

③ 企業者が労働者の思想信条を理由に雇い入れを拒むことは民法上違法とされるか?

 

④ 三菱樹脂事件において、会社が試用期間経過後に本採用を拒否したことをそういった性質のものと解していたか説明しなさい。

 

⑤ 日産自動車事件において、男女で定年年齢に差を設けたことは、経営上の合理性が認められるとしていたか?また性別による不合理な差別として何に違反して無効としたか?

 

⑥ 百里基地訴訟において、私人と対等な立場に立って、私人との間で個々的に締結する私法上の契約は憲法9条の直接適用を一切受けないとしていたか?

 

6 新しい人権

① 13条で新しい人権が保障されるとして、その新しい人権の内容について通説の立場から説明しなさい。

 

② 京都府学連事件において、何人も承諾なしに容貌等を撮影されない自由を有するので、犯罪捜査のための警察官による写真撮影は、犯人以外の第三者の容ぼうが含まれていた場合は、一切許されないか?

 

③ 警察官による個人の容ぼう等の撮影が許される場合の要件を説明しなさい。

 

④ 自動速度監視装置による運転者の写真撮影について、許される場合はどのような場合か?

 

⑤ 指紋はその利用方法次第では個人の私生活やプライバシーが侵害される恐れがあると判例はしているが、それはなぜか?

 

⑥ 前科照会事件において、京都市が弁護士からの照会に応じたことが公権力の違法な行使にあたるとしたのは、どういった態様で報告したからか?

 

⑦ ノンフィクション「逆転」事件において、前科等に関わる事実について、これを公表されない利益が好評の必要性がある場合に優越するとされたのはどのような場合か?

 

⑧ 長良川事件報道訴訟において、週刊誌が主犯格の少年について、本人と面識がある者にはわかってしまうような形で報道したことは、直ちに不法行為責任が成立するとしたか?

 

⑨ 住基ネット訴訟において、いわゆる基本4情報を住基ネットで管理することが憲法13条との関係で問題ないとされた理由を説明しなさい。

 

⑩ 「宴のあと」事件においてプライバシー侵害の3要件として挙げた内容を説明しなさい。

 

⑪ エホバの証人信者輸血拒否事件おいて、病院側に損害賠償責任を一定の範囲で認めた理由を説明しなさい。

 

⑫ どぶろく裁判で、酒類製造を一律免許制にし、違反者に罰則を設けている理由は?

 

7 14条関連

① 尊属殺事件で判例が尊属殺の規定を憲法14条違反としたのはなぜか?

 

② 議員定数不均衡訴訟において、定数配分規定全体を無効とするための要件を説明しなさい。

 

③ 事情判決の法理について説明しなさい。

 

④ 参議院選挙の場合の特殊性について説明しなさい。

 

⑤ 嫡出子と非嫡出子との相続分に差を設ける規定は、なぜ憲法14条違反とされたのかを説明しなさい。

また他の案件にこの判決が与える影響について、判決文の中でどのように述べていたかも説明しなさい。

 

⑥ 国籍法3条1項違憲判決において、日本国籍取得の要件について生前認知の場合と生後認知の場合で区別が生じることに合理的な理由があるか否かについて慎重に検討することが必要だとしたのはなぜか?

 

⑦ 再婚禁止期間違憲訴訟で憲法違反とされたのはどの部分か?

 

その3に続きます