国会審議活性化法と共謀罪審議、党首討論&イギリス下院解散総選挙へ
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月曜の夜から飲み始めた抗アレルギー薬。
よく効くのですが、その分眠気も強かったりします。
またアルコールはNGの薬なので、お酒も飲めません(涙)。
そしてこじはるも卒業しました(笑)。
ということで、しばらくは「朝更新」にしようかなと。
ともかく、今週は今のところ抗アレルギー薬のおかげで快調です。昨日は別の個人的な心配事が無事解消したこともあり、ご機嫌で収録をすることができました。
で、共謀罪。
保安林でキノコを採っても共謀罪になりうるという内容的な問題もさることながら、金田法務大臣の説明能力にもかなり問題があります。
答弁を聞いていても、何を言っているのかわからない。故竹下登元総理は「言語明瞭意味不明」と揶揄されましたが、この大臣は「言語不明瞭意味不明」です。はっきり言ってその辺のおじさんに代わってもらった方がなんぼかマシですね。
そのことは官邸側もわかっているのでしょう。
ついには、刑事局長を与党側が勝手に参考人として呼ぶ事態に発展。
1999年に、政府委員制度(官僚が大臣に代わって国会答弁をする制度)を廃止して、大臣自ら答弁することで、国会審議を活性化しようとした。どうしても官僚の答弁が必要である場合は、政府参考人として呼ぶことはできます。しかしこれはあくまでもサブという位置付けです。
これが「国会審議活性化法」だったのですが、
今回は委員会審議の冒頭から参考人として刑事局長が呼ばれ、実質的な答弁のほとんどをこの人がやっている。
これは法案審議のルールとして、そもそも不当です。
まともな審議をするつもりがあるのであれば、まずは法務大臣を交代させるべきでしょう。
これだけの重要法案を審議するのに、こんないい加減な国会運営をするのはいかがなものかと思っています。
ちなみに国会審議活性化法では、国家基本政策委員会の設置も定められました。
衆参合同で開かれるこの委員会は、いわゆる党首討論の場とされています。
国会審議活性化法の成立には、当時自由党の党首だった小沢一郎さんの存在が大きい。
小沢さんがイギリス議会を視察し、首相に野党党首が質問を浴びせる「クエスチョンタイム」に大きく感銘を受けたんだとか。
で、この「クエスチョンタイム」をモデルに導入したのが「党首討論」です。
第1回の党首討論は、故小渕恵三元総理と鳩山由紀夫元民主党党首の間で行われています。
ちなみに、日本の「党首討論」では、イギリスとちがい、首相からの逆質問も可能です。
ただこれは、野党党首からの批判的な質問に、「対案をだせ」「野党は批判しかしないが、どうしたいのか?」といった逆質問をすることで、実質質問に答えないという空回り状態を生むことにつながっています。今の首相は、逆質問が巧みなので、党首討論が首相による野党批判の場にすり替えられてしまっていますね。
そういえばイギリス下院では賛成522、反対13という圧倒的多数の議決で、解散が承認されました。6月8日総選挙ということになったそうです。
ということで、一般知識ネタ満載でお届けしました。