直前期だからこそ「思いだせるかチェック」は重要です
「暗記苦手なんです。そんな私でも大丈夫でしょうか?」
これから勉強を始める方が懸念事項として口にされることの代表例がこれですね。
こういった質問に対して私は「最終的には、試験に問われるであろう内容を思い出せなければ絶対合格はできません。」とお話しすることにしています。
でも丸暗記をするのは危険であることは言うまでもありません。
丸暗記をすると、試験場で頭が真っ白になった瞬間にすべて飛びます。
飛んだら最後、二度と思い出すことは出来なくなります。
だからこそ、思い出すべき内容に「意味付け」を行うことが必要になるのです。
なぜそのような分類になっているのか?
なぜそのような名称になっているのか?
「なぜ」を駆使することで、思い出すべき内容に関連する情報が付け足されていく。
そのような関連する情報こそが、記憶が飛んだ状態から自分の記憶を再構築するために役に立つんですね。
そして、思い出すべき内容をきちんと思い出せるかどうかは、週1でチェックしていきましょう。こういったチェックは憲法統治や行政法では特に大切です。
今年の本試験まであと49日。
つまり7週間あります。
毎週日曜にチェックする時間を取っておけば、本試験当日もいつも通りチェックしてから試験に臨めます。
「いつも通り」というのが、本試験当日自分の気持ちを落ち着かせるために、非常に有効なのです。
ここから7週間欠かさずそれを続けていけば、「習慣」になります。
実際は、7週かけなくても、3~4週間で「習慣」になりますよ。
「習慣」になれば苦にならなくなります。
私のブログの更新と一緒です。
思い出せるかどうかのチェックをするときに忘れずにやっておいて欲しいことがあります。
それは、
「どう間違えたかを記録しておく」
ということです。
昨日の講義でも、「強制徴収」とこたえるべきところ「直接徴収」と答えた方がいました。
そのあと必死に思い出そうとしても「直接」という言葉から離れられません。その状態の方に、追い討ちをかけるように、さらなる質問をぶつけていく。
「やばい!何だっけ?」
心理的に追い詰められれば追い詰められるほど、「強制徴収」というワードを思い出すことはできません。
でもこれが、試験場での状態なのです。
だからこそ、普段から自分の犯しやすいミスのパターンを把握しておくことは、とても大切です。
どのように間違えて思い出したかを記録しておくことで、あなたがどういった間違いをしやすいのかが確認できます。
確認できれば、意識もできます。
意識できれば、行動が変わってきます。
工夫も生まれます。
ラスト1週間は渋谷駅前本校に専用自習室を開設します。
私も質問対応で待機してます。
良かったら利用してくださいね。