領海と排他的経済水域の違い、そして接続水域とはなにか | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

領海と排他的経済水域の違い、そして接続水域とはなにか

<お知らせ>

到達度確認模試第2回はLEC渋谷駅前本校では、8月16日(日)に実施します。

実施時間は①13時~16時 ②16時30分~19時30分の二種類をご用意しました。

また、第1回に引き続き、第2回も「生解説講義(無料)」を行います。
8月22日(土)16時30分~18時
到達度確認模試第2回を受けた方であれば、どなたでも参加できます。
解説冊子を持参のうえ、ご参加ください。

連日「暑い」しか言っていないような気もしますが、事実暑いんだから仕方がない。
そんな感じです。

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姐さんもすっかりダレています(笑)。


そういえば「過去問徹底解析 一般知識」の第1回で、雑談的に話した航空自衛隊の緊急発進(いわゆるスクランブル発進のことです)について、事実と異なった内容の話をしてしまっていました。

以下正確な回数を示します。

平成26年度の緊急発進の回数は「943回」で冷戦時代の昭和59年の「944回」に次ぐ多さでした。
内訳は、ロシア機に対するものが473回(前年より114回増)、中国機に対するものが464回(前年より49回増)、台湾が1回、その他が5回です。

緊急発進は領空に侵入することを防ぐために行われているものですので、この回数がそのまま領空侵犯の回数となるわけではなりません。

実際、平成26年度は領空侵犯事例はゼロ、平成25年度はロシア機の1件(緊急発進回数は810回)でした。

航空自衛隊の資料によると、過去の領空侵犯事例は37件。うちロシア(ソ連含む)が36件、中国が1件だそうです。

ところで行政書士試験では、「領海」について出題されたことがありますね。

領土基線から12カイリが「領海」、そこから188カイリ(基線から200カイリ)が「排他的経済水域(EEZ exclusive economic zone)」ですね。ちなみに「領海」から「排他的経済水域」に12カイリ入ったところまでを「接続水域」と呼びます。

「接続水域」では、密輸の取り締まり等ができますが、基本的には外国船の航行は自由です。

(海上保安庁のホームページから引用)

そして「領土」と「領海」の上空が「領空」ですね。

実際に出題された問題はこちらです。

海洋に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 領海とは、沿岸国の領域の一部を構成する海域の部分で、いずれの国も沿岸に引かれる基線から測定して12カイリを超えない範囲で領海の幅を定めることができる。

2 世界の海洋のうち、沿岸国の領海と排他的経済水域を除いた部分が公海であり、公海自由の原則が適用される。


3 排他的経済水域は、基線より測って沖合100カイリまでの海域に設定することができる。


4 沿岸国は、排他的経済水域にあるすべての天然資源の探査・開発のための主権的権利を有する。


5 排他的経済水域においては、沿岸国だけでなくすべての国が、航行および上空飛行の自由ならびに海底電線・海底パイプライン敷設の自由を亨有する。



誤っているものはもうわかりますね。

排他的経済水域は領土基線からは200カイリ(約370キロ)ですので、(3)が正解です。

(3)以外の選択肢は正しい内容ですから、読んでご自分の知識として習得しておくとよいですよ。



昼間スタジオに収録しに行ったら、豊村講師がいました。

ということで、なんとなく記念撮影をしてみました(笑)。

なぜ私のシャツの裾がでているのか?

それは、昼間は暑いので、スタジオまでは半そでのシャツで行き、スタジオで着替えているからです。
で、収録の際は椅子に座っていますから、おなかから上しか映っていません。
その結果、裾は出しっぱなしになっている。
そんな理由です。


それにしても、二人とも派手ですね(笑)

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