よくある質問その4&5~模試の活用法とゼミの功罪 | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

よくある質問その4&5~模試の活用法とゼミの功罪

今回は少し先の話になります。

ということで、またお話する機会があると思いますので、今回は簡単に触れることにしましょう。


① 模試の活用法


模試(答練も含む)は試験学習をしているときに避けては通れないものです。

これまえで繰り返しお話してきましたが、試験は単なる知識では対応できないものです。

「問題を解くことができる知識」でないといけない。


そして「問題を解くことが出来る力」=「解答力」は実戦の場でないと身につきません。

だから模試は重要なのです。

いってみれば「本番のシミュレーション」ですね。


ということを考えると、せめて模試だけでも会場受験しておきたい ですね。


家でリラックスして解いても、無意味とまではいいませんが、効用は半減します。

会場受験の場合でも、工夫次第でその効用を単に受けている人の何倍にもあげることが

できます。この話はまた機会を改めてお話しますね。


と同時に、弱点の洗い出しを行う機会でもあります。

ここは復習の方法を工夫するとよいのですが、この話も

機会を改めてお話しましょう。

弱点を洗い出す機会だということは、点数が悪いほうが

補強のやりがいがある、ということにもなるのです。

だから点数に一喜一憂していても、時間の無駄なのです。


とにかく模試はやり方次第で、自分でも気付いていなかったような弱点を発見できるとともに

本試験にむけての重要なシミュレーションもできるという貴重な機会を手に入れることが

できるのですね。


②ゼミはやるべきか


国家試験対策などをゼミにて行っている人は結構います。

同じ学校だったり、同じ予備校だったりと、きっかけはさまざまでしょうが、

なんだか「ゼミ」という響きは「熱心に学習してる人」を連想させるものです。

ですから、受験生仲間でゼミを組んでいろいろ検討していくこと自体は悪いことではありません。


しかし見方を変えると「自己満足」の領域を出ていないケースを多いのが実情 です。


ゼミで学習をしていて有害なことは、全員で間違った方向へ突き進んでいってしまうという点にあると考えています。

つまり、ゼミは自主学習会のような位置づけですから


必ず「羅針盤」が必要 になります。


ここで、全員のレベルが同じくらいだと、まさに進むべき方向性が定まらず、その結果難破してしまうことも十分に考えられるのです。


ですからゼミでの学習を取り入れる場合には、相当の実力者にも入ってもらうことが重要です。

しかもある科目に特定したゼミの方が得られる効果は高いですよ。

今度はゼミを組んでいる科目と、そうでない科目とのバランスにも気をつけなければならない。


そう考えると、無理にゼミを組む必要は全くありません。


むしろ普段の学習は一人で学習したほうが効率は格段に高いですよ。

このことは予備校を利用している人も独学のひとも同じです。


さて次回は、科目別学習法第2回「民法」について、お話していきましょう。