癌になりました | アラフォーナース、不妊を乗り越え癌になりました

アラフォーナース、不妊を乗り越え癌になりました

ART治療、慢性子宮内膜炎、子宮内膜症の治療に取り組み、胚移植13回目で第一子を迎えました。
アラフォー、ナースです。

お久しぶりです。

癌になってしまいました。


乳癌です。


ホルモン受容体陽性の乳癌でした。

エストロゲンやプロゲステロンを餌にして育つタイプの癌でした。


まだ凍結胚は残っていたのですが…。

癌を根治させたとしても、妊娠が癌の再発を後押しする可能性があり、不妊治療は完全に終結するという判断をしました。



まずは、自分の命を優先。

凍結胚が、赤ちゃんになるという実感があるので、辛い決断でしたが、廃棄の手続きをとりました。



こんな形で、廃棄になるなんて。

思ってもいませんでした。


長期に渡る高度不妊治療。

エストロゲン製剤を、通常の使い方以上に、たくさん使ってたものなぁ。


今思えば、癌を育てていたようなものです。

乳癌は、1つの癌細胞が分裂して、発見できるサイズになるまで、およそ7~10年かかると説明されました。


おもいっきり、不妊治療の期間がドはまりしてます。


授かった子供たちの顔をみると、この子たちの母になるためには、癌になる必要があったんだなと思ったりして。

不妊治療への後悔はありません。


でも、別の後悔はあります。

何で、もっと早く異常に気づけなかったんだろう…と。


妊娠前に通っていた乳腺科では、産後授乳が終わって6ヶ月経ったら次回予約をとるように言われていました。


忠実に守った結果、癌はそこそこ進行した状態で発見となりました。


乳房温存は不可能な状態です。


癌になって知ったのは、妊娠初期の検査項目に子宮頚癌の検査があるように、乳腺もエコーで確認した方が良いという声が乳腺外科学会で上がっていることです。


もし妊娠初期に、検査を受けることが出来ていれば…。

また違っていたのかも。


今は、WHOで2歳までの授乳を推奨しています。

卒乳まで待っていたら、妊娠期間を含めて、2~3年は乳癌検診されない状態になってしまいます。


エコーだけでも、検査してくれるクリニックを探して、ちゃんと毎年行けば良かった。


それが私の後悔です。

闘病記録を残すことにしました。