ロシアの妊婦健診について | みゆーしゃのロシア日記

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ロシア人の旦那さんと結婚して、ロシアに移住。
ロシアでの生活についてや、ロシアの気になるニュース、ロシアでの子育て奮闘記などいろいろ書いてます。100%自己満足なブログです( ´,_ゝ`)

さて、現在第二子を妊娠しているわけですが、ロシアの女性外来に妊婦健診に通っています。ロシアの妊婦健診は、欧米などと比べると回数も多く、しっかりと診てくれます。

*初期~妊娠20週まで ― 月1回
*妊娠20週~33週まで ― 月2回
*妊娠33週~出産まで ― 10日間に1回

出産を40週とするとして、大体の概算だと合計で15回くらいでしょうか?まあもちろん、初期の段階でどの週で初診察を受けるかや、出産の週数にもよりますよね。正期産は妊娠37週~ですし。

日本で行われている妊婦健診は、おおまかに書くと、

*妊娠初期 ― 1~2週に1回
*妊娠中期 ― 4週に1回
*妊娠後期 ― 週1回

で、母子手帳についている無料券は14回分なので、まあ最低でも14回は受ける必要があるということですよね。ちなみにこの無料券については、日本の場合自治体によって異なるそうなので、上記は私の実家のある自治体を例にだしました。

こう見ると回数的には、ロシアも日本とあまり変わらないですね。そして内容もあまり変わりません。血液検査も同様に行われるし、日本同様尿検査も毎回。診察内容も違いはないかな?ただ以下の点で違います。

胎児の超音波検査は、その安全性が世界的見解として確立されていないため、ロシアは必要最低限の回数しか原則行いません。規定では全妊娠期間で3回になっていますが、妊婦や胎児の状態によって回数が増えたりはします。

妊婦の血清マーカーテストと超音波検査を組み合わせたスクリーニングテストを無料で2回やってくれます。しかも全妊婦が対象なのか、私はまだ30歳ですが、有無を言わさずやらされました。


ただこのスクリーニングテストは、胎児の先天性異常の確立を血液検査と超音波検査の結果、そして母体の年齢を組み合わせて出すものなので、確定検査ではありません。よって、日本では賛否両論あるようですね。受けるも受けないも患者さんの意思だったと思います。検査費用も病院によって違いがあるそうですが、大体2~3万円くらいなので、それを無料で受けられるのは嬉しいかな?

あとロシアは通常の医療費と同様、妊婦健診もすべて無料です。これは本当にうれしいです。日本では自治体から無料券や助成がでるものの、病院によっては無料では収まらず、結局は毎回いくらか支払うことがほとんどですよね。一説では全国の妊娠期間にかかった通院費用の平均は9万円ほどらしいです。

私は、ロシアの病院でも、出産までに通う女性外来は結構好きなんです。診察も検査も丁寧だし、先生も看護婦さんも優しいんですよね。ところが、それが産院になると、全然違うから驚きます。本当に産婦を囚人扱いで、厳しいわは苛められるはで、ただでさえも産後うつになる人もいるのに、医療従事者がそんなんでいいのか?!と憤りさえ感じます。

中にはいいお医者さんや、看護婦さんもいますが、私の経験と周りの人から聞く話だと、結構稀かも・・・。その点日本では産前、産後も至れり尽くせりのところがほとんどなので、うらやましい限りです。そういったこともあって、今回初めは里帰り出産をしたいなと思っていたのですが、最終的にぷっぷちゃんや赤ちゃん、そして旦那くんのことを優先することにしました。

それに今後医療通訳をする時に、自らの経験があるのとないのとでは、全く違ってくるので、スキルアップの面でもプラスになるかなと、前向きにとらえています。

私は一応モスクワ市民なので、モスクワ市内のどの産院でも出産をすることができますが、今はまだどこで産むか検討中です。ちなみに前回は1905年通り駅の第32番助産院で出産しました。まあ、1回入院してるから、病院の勝手はよくわかるのですが、家から遠いのが難かな・・・と、今回は家から近い産院にするかどうか考えています。

距離を考えないのであれば、モスクワ南部にある第4番助産院が、国立産院のなかでは人気があるようなので、ちょっと興味があります。この第4番助産院は独自のホームページも持っていて、ああ、流行ってるんだなぁと感じさせます。
第4助産院のホームページはこちら

まあまだ時間があるので、これからじっくりリサーチをして、少しでもいい環境で産めるように産院を選んでいきたいと思います。




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