рынокとярмарка | みゆーしゃのロシア日記

みゆーしゃのロシア日記

ロシア人の旦那さんと結婚して、ロシアに移住。
ロシアでの生活についてや、ロシアの気になるニュース、ロシアでの子育て奮闘記などいろいろ書いてます。100%自己満足なブログです( ´,_ゝ`)

ロシアで過ごすうえで、毎日の生活に欠かせないРЫНОКとЯРМАРКА。両方とも大きくくくった意味は『市場』ですが、細かい意味では、РЫНОКは『市場、市場(しじょう)』、ЯРМАРКАは『定期市、縁日、村の大市場』となっています。(コンサイス露和辞典参照)

つまり、両方とも市場は市場ですが、РЫНОКは常設市場で、ЯРМАРКАは定期、または不定期の市場ということになります。

最近ニュースでやっていましたが、モスクワではこの『市場』をめぐってある現象が起きているそうです。

ロシアでももちろん日本のようにスーパーマーケットもありますし、大型量販店もあります。一昔前はこういったスーパーよりも、РЫНОКの方が安く、庶民的だったそうですが、私も気づきましたが、最近では価格面であまり大差がなく、ただ販売形態が異なるのみになってきたようです。

РЫНОКで売られている商品の仕入先も、今では工場や大手の生産者がほとんどのようで、品物としても普通のスーパーで買うのとほぼ変わらないらしいです。

最近、うちの近所の一般駐車場スペースに、去年の夏から毎週金・土・日のみ開かれるЯРМАРКАがあります。このЯРМАРКАで
は、ロシアの地方の農家や生産者が、週末のみモスクワに来てこの市場を開き自分たちの生産した商品を販売しています。ニュースを見ると、それはうちの近所だけではなく、モスクワ中でこういったЯРМАРКАが出現しているそうです。

ロシアの中央集権っぷりは言うまでもないですが、経済的な面でも地域格差が大きいので、同じ商品でもモスクワで売った方が高く売れるし、人口も多いので需要も大きいです。そのため地方の生産者がこうやって定期的に来て商売をしているんですね。

うちの近所にでているЯРМАРКАのお店ですが、野菜・果物から肉、魚、乳製品、お菓子、ナッツ、はちみつ、そして洋服までいろいろあります。あ、そういえばこの前はマトリョーシカなどの工芸品屋さんも出展していましたね。

ロシア人は疑り深く、結構自然派を好むので、こういった農村部で生産された食品は彼らにとてもウケがいいです。それはきっと生産者の顔がわかるし、大量生産されたわけではないものなので、化学肥料などの心配も薄いからでしょう


確かに、スーパーやРЫНОКで売られている商品、とくに野菜や果物ですが驚くほど、というよりも異常なほど日持ちする物が結構あって、びっくりします。要は腐らないんですよね。トマトなども買ってから1か月経っても腐らない・・・なんてこともありました。(ちなみにダーチャでとれる自家製の無農薬トマトは収穫から3日目くらいですでに痛み始めます)

私が最近一番怖いなと思うのは、こういった野菜や果物がパッと見では薬品漬けかどうかわからないことです。主にパッケージされている商品は、ラベルに原材料が記載されているので、そこで自分でチェックできるけど、野菜や果物はそんなラベルなんてないですもんね。どういう環境でどういう農薬を使って育てられたかなんてわからないし・・・。

うちはぷっぷちゃんもいるし、なるべく自然で安全なものを食べさせたいので、食品選びに一層慎重になります。こういう時、やっぱり日本はいいなって思います。国がしっかり管理してくれているから、野菜や果物も安心して食べられますよね。(高いけど・・・。)

うちのぷっぷちゃんはバナナが大好きなので、前にЯРМАРКАに行ったときに果物屋さんに、「バナナはありますか?」と聞いたら、売り子のおばちゃんたちに爆笑されました
「お姉さん、ロシアではバナナは収穫できないわよ!もちろんうちの農園でもね!w」と。そりゃそうですよね。もういつものРЫНОКの感覚で聞いちゃいました。汗でもその一件でも、ここで売られているものはみんなこのおばちゃんたちが作ったものなのねと再確認できました。

話は戻りますが、ЯРМАРКАは一般のスーパーやРЫНОКに比べて、価格の面でも安いです。おまけに、普通の値段でも安いのに、日曜の夕方に行くと「もう帰らなきゃいけないから!」と言って、激安で投げ売りとかもしてくれます。

なので、ここ最近は毎週末は必ずЯРМАРКАに行って食料調達しています。でも今は冬なので、野菜や果物屋さんは当然出展していません。まずもう収穫シーズンじゃないし、仮に商品があったとしても、屋外市場なので商品が氷漬けになっちゃいますから。

うちの旦那曰く、昔はРЫНОКもЯРМАРКАも開催間隔が異なっただけで、内容(商品や価格など)は大差なかったようです。でも近年では、上記のようにРЫНОКは量販市場、ЯРМАРКАは地方生産者の自然派市場、となってきているようですね。

でもこのЯРМАРКАって本当~にいいと思います。私たち消費者にとっても安心して買い物ができるだけじゃなく、地方の生産者にとってもモスクワで販売することで儲かるし、一石二鳥ですよね。

うちの近所のЯРМАРКАは暖かい時期には、たまに普段より2~3倍の規模で、通りを丸々通行止めにして、いわば歩行者天国のようにしてЯРМАРКАを開催するのですごいです。いつもより店舗数が増えるのはもちろんのこと、ステージまで登場してカラオケ大会とか、地元のちびっこたちがダンスを披露してたりと、本当楽しいです。

家からも近いし屋外市場なので、いちいち建物に出入りする必要がない分、ベビーカーで買い物に回るには便利だし、子供もやっぱり外の方がいいみたいで、おとなしくしてくれるんですよね。

早く春になってまた盛大にЯРМАРКАを開催してくれないかな・・・と心待ちにしている私です。

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