さて。
まだ暑さの残る9月半ば。
テニス仲間とエミリアロマーニャ州・コマッキオに行ってきました。コマッキオは、ベネチアから100キロ程南下した所にある小さな海沿いの街です。
日本ではあまり馴染みのないコマッキオ。
ただ、私達日本人が泣いて喜ぶあるモノがコマッキオの名物なのです。
それは…鰻!
イタリア語で鰻はAnguilla と呼ぶそうです。
この写真の一番下が鰻のグリル。
コマッキオは鰻で有名な街で、毎年9月末から10月初めにかけて、「鰻祭り」というイベントもあるようです。イタリアでも鰻を食べる習慣がある事を初めて知りました。
私達が訪れたのは鰻祭りの少し前。祭りの前の静けさ、と申しましょうか。小さな運河に囲まれた街はとても静かで、のんびりと可愛らしい雰囲気が漂っていました。
さて、コマッキオの鰻料理は…
こういったマリネの前菜に始まり、鰻のパスタやオリーブ油と塩胡椒で味付けした炭焼きグリルなど。
でも私達はなんと!
変圧器と炊飯器を持ち込んで、鰻丼でシメました。鰻のタレ、山椒も添えて。
こちらの鰻丼、
昔からのテニス部メンバーが「お願いだから、何もつけずに炭焼きしてくれ!」とホテルの厨房に頼み込み、毎年教育?して実現したタマモノだそうです。
鰻は日本の1.5倍はあるような感じ。大きすぎて見た目はどうかと思いましたが、肉厚で美味しかったです。もうみんなお腹いっぱい!
秋のコマッキオ鰻祭りはどんな賑わいだったのでしょうか?
静かで小さな漁村コマッキオで、鰻という日本との共通点を発見して楽しい旅となりました。