イタリアの年末年始 | Miyuomilan イタリア生活備忘録

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2015年2月からミラノ近郊に住む駐在員妻です。
イタリア語学力ゼロからスタートする初めての海外生活を主婦目線で綴ります。
2016年9月、ブログ名変更しました。(旧・ひよっこ駐妻 イタリア生活備忘録)

我が家は、帰国せずにイタリアで年末年始を迎えました。クリスマス、年始のあれこれを。


日本でクリスマスというと、イヴがもりあがりのピークでロマンチックムード満点。そして25日が過ぎると一転、お正月モードに!切り替えの早さにビックリしますよね。


イタリアはというと、年明けの今もまだ街中はクリスマスイルミネーションが飾られています。
こちらは1/1に行ったコモの様子です。
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コモのドゥオーモ広場でイルミネーションフェアーをやっていました。数件のカフェを除きお店は閉まっていましたが、クリスマスマーケットは引き続き盛況でした。



イタリアの年末年始は、

・クリスマスイブ = 日本の大晦日
・クリスマス = 日本のお正月
・12/31 = 大御馳走 & 爆竹
・1/1 = ニューイヤーでお休み
・1/6 = 公現祭の祝日。クリスマス終了

といった感じでしょうか。


イエス様の誕生日のクリスマスが最大行事で、この日は家族でしっとりと過ごす日。大騒ぎするのはニューイヤーのカウントダウンイベントのようです。そして、公現祭の祝日までクリスマスは続く感じです。イタリアでは、子供達は公現祭に(にも、でしょう)プレゼントをもらう風習らしく、スーパーでは25日を過ぎてからクリスマスソックスが並んでいました。
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クリスマスイブは、日本の大晦日のようで、夫の会社も仕事は午前中で終了。お店もレストランも早く閉まり、街はひっそりします。

ちなみにここミラノではイヴの夕食にはお魚を食べる風習だそうです。お肉は25日に。ちょっと意外でした。
イタリアには日本のようなクリスマスケーキはなく、何と言ってもパネットーネ!
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ドライフルーツが入った菓子パンです。最近日本でも、カルディさんあたりで見かけるのではないでしょうか?
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12月が近づくと、スーパーにはこの巨大な箱が山積みされ、年が明けても販売は続きます。これもイタリアの風物詩の一つといった所です。


そして午前0時をまわり25日になると、教会のミサに行く人も多いようです。初詣でですよね。
クリスマスのお昼は、家族・親戚が集まり豪華な食事を楽しむようです。ほんと、日本のお正月のような過ごし方です。

イタリアでは続く12/26も聖ステファノの日という祝日で、24日から三連休となるお店が多いようです。クリスマスをイタリアで…と旅行を考えられる方は注意したほうがよさそうです。


そして、大晦日。
大晦日で特徴的なのは夕食だそう。
Cenone チェノーネと呼ばれる特別な御馳走を家族、親戚、親しい方々が集まりみんなで頂くようです。前菜、メインが各々2~3種類あるそうで…食べ切れませんよね?
レストランでも、大晦日は特別メニューのチェノーネを提供。日本のクリスマスメニューのような感じでしょうか。

大晦日のスーパーで豚足発見!
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ザンポーネと呼ばれるこの豚足の中身はソーセージで、こちらにレンズ豆を添えていただくのが、定番年越し料理だそうです。こ、濃いぃなぁ…。

街中は、日本と同じくカウントダウンイベントや爆竹などで盛り上がりを見せるよう。静かな住宅街にある我が家の周りでも、爆竹音が響いていました。音にビックリした赤ちゃんの泣き声もチラホラ…。 


年末年始は、とにかく家族が集まる機会が多いようで、これがカトリックの国の過ごし方なんでしょうね。


 
仏教徒の我が家は、クリスマスに旅行を計画。憧れのスペイン・バルセロナに行って来ました!旅行記はまた後日。


あぁ、でも、大晦日はやっぱりコタツで紅白、がいいかなぁ。お節や金ピカのお正月風景がないとなんだか気持ちもシャッキリしません。来年は日本で新年を迎えたいな。


今年もボチボチブログ更新していこうと思います。よろしくお願いします。