漫画を語る・その22『吉祥天女』 | 夕焼けのむこうの国

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日々の生活で感じたことや、ふと思いついたことを、気ままに綴るブログです。

 

 

女の業と男の欲望を、ここまで真正面から描いた少女漫画ってかなり珍しいのではないでしょうか。
しかも、舞台は高校で、主な登場人物は高校生という。

 

魔性の美しさを持つ高校2年生の少女・小夜子。

 

「少女」という表現も、小夜子には似つかわしくないような感じですが…(((^_^;)

その魔性の魅力をもって、周りの人間を自分の意のままに動かしてしまう。

 

でも小夜子は、自らそんなことは全然望んでいないんですよね。

『BANANA FISH』のアッシュのように、「そんな才能を欲しいと思ったことなんて、一度だって無い!!」って叫びたい心境でしょう。

 

しかし、小夜子が転校してきたとたんに、これだけ小夜子に関わる人間が次々死んでいったら、さすがに周りもおかしいって思わないんですかね~(^_^;)

一発で疑われそうですが。

でもそこは、魔性の美貌を持った小夜子なので、周りが騙されてしまうんでしょうか。

 

遠野建設なんて、社長と、後継者の息子2人がまとめて死んでしまって、これからどうするんでしょう(((^_^;)

 

しかし、強くて度胸があって、どんな相手にも怯まず、相手をやりこめてしまう小夜子は、見ていて気持ちがいいですね(笑)

おまけにものすごい美女で。

 

ある意味、憧れます。

 

時々読み返したくなるんですよね~。

単行本で4巻なので、気軽に読み返せるところもいいです(笑)

 

しかし、さすがの小夜子も、私服のセンスはあんまり無かったようで…(^_^;)

着物姿は美しいんですが、私服は「?」って感じですね(笑)

もうちょっとオシャレなスカートとか無いのかな…(^_^;)

完璧な美女にも欠点はあるんですね(笑)