セッションを通して最も大切だなと感じていることは、「対話」でしょうか。
対話は、日常の会話とはまるで違うものなんですよね。
対話では、日頃、自分でも分かっていたり思っていたりするけれど
特に口に出すこともないものたちが活き活きと表現になり始めます。
そして、さらに心の奥から何かが出てくる頃には、
自分でも話しながら何が出てくるのか
話しながら後追いしていくような不思議な感覚になっていったりするのです。
思考ではなく、感覚が優先になり
あるがままへの委ねが生まれているんですね。
(陰陽のエネルギーが最大限に引き合ってゼロになる、0磁場と呼ばれるところ。)
これまで意識下に閉まい込んでいたものや
閉まい込んでいるとすら思っていなかったものたちが
対話を通して饒舌にその姿が表現されていく過程は、
まるでありのままを他でもない表現者自身に受容されながら、
どんな姿もそのままに顕すことに自由を与えられているようにみえることがあります。
そして、その受容が与える影響力の大きさははかりしれません。
セッションの形は様々なバリエーションがあるけれど
その基盤にあるのは、「対話」なんですね。
対話は、「対、自分自身との話の時間」。
そして、話は、離し(浄化)だったり、放し(昇華)だったりするのだと感じています。
そのようなかけがえのないひとときを共有してくださっていることに
いつも心から感謝しています。