続き
急に舞台に立てるチャンスを得て
色んな葛藤が出た中
出演権を獲得したところまでの話。
自分の内側を明らかに見る
人前に出る時、特にダンスの時になると
人にうまいと思われたい
できる人と思われたい
すごいと思われたい
人の目を惹きつけたい
めっちゃ出る承認欲求に
＃めっちゃ意識が外側に向いてる
失敗したくない
カッコ悪いところ見られたくない
ダサいと思われたくない
大した事ないと思われたくない
恥かきたくない
めっちゃ出るブライド
＃誰よりそう思ってるのは自分だとわかってるのに
その奥にある自分の無価値感。
そこを無意識で感じたくないから
頭ではやりたくないと思うのです。
でも、もうそこがわかってるから
これは、自分のいつものパターンを壊す
体感を積み重ねるチャンスだと思ったから
怖い怖いと震えながら出ることを決めて
参加券をゲットしたのでした。
最高に感じたくない、カッコ悪い、痛い自分を
わざわざ人前に晒してしまう事が
自分の枠を壊すんだと深い部分で知ってるから
チャレンジすると決めた。
でも
もっとも痛いのは
自分がその様に思って
人を価値判断してジャッジしているという事実を直視すること。
ここが一番痛い。感じたくない。認めたくないところでもある。
自分はそんな風に人をジャッジする存在なんだという
自分自身が許せないのだ。
自分がそんな酷い人と思いたくない、そうであって欲しくないのだ。
自分は
清く正しく美しく
と言う存在でありたくて
無意識でそのテイで存在してるから
そうであるべきだと思ってるから（無意識で）
実際はそんなこと全くなくて
とても残念な部分があるという事を直視すると
ものすごく痛みを感じる。
清く正しく美しいところから あきらめる。
明らかに見る。
そこから意識の解放が始まる。
会場へ
さて、仕事が終わって準備して出かける。
向かう電車の中でどの曲で踊ろうか決める。
こんなに何も決まってない状態で舞台に立つなんて
前代未聞だ！
こわ！
曲も決まってないなんて
そして
舞台でどうなるのか未知数すぎて
めっちゃ怖杉！
会場に着く、、というか、着いてしまった感w
遅刻してるけど焦りはない。
主催者の方と会い
出演するかどうかの確認をされ
踊りたい とだけ伝えて出る順番を渡される。
まだ曲すら決めてない。
どうしよう、、、
こんな状態でこれから舞台に立って
人前で表現するなんて
まじで怖すぎ。
未知なもの
体験したことないものって
めっちゃ怖い！
怖くて何度も後悔？して
やっぱり辞めますって言おうかと何度も思った
怖がりの私を味わう。
そして仮によ、、、
最悪、たとえ緊張のしすぎで
舞台に立って何もできなくなって
棒立ちになったとしても
ただただ立ち尽くしてしまったとしても
その自分を受け止めようと決めた。
その自分を丸ごと受け入れて
その自分を丸ごと愛すると決めた。
ここまで来たらむしろ
自分が絶対人前で晒したくない
恥ずかしいと思う自分
できない自分
下手でカッコ悪い自分
何者でもない、そのまんまの
真っさらな自分
そういうものを全部受け入れ
その時のありのままの自分を人に晒そうと腹に決めた。
↑これ、めっちゃ怖い！
私は、ダンサー時代から即興で踊ることに強烈に憧れてたけど
即興って、どうすればできるのか？
どうすれば自分の内側から動きが出てくるのか？
思考が邪魔してできないと思い込んで
実際できた試しがなかったジャンル。
でも、できないのは
自分が自分に強烈にダメ出しをして
自分が自分を一番下手くそだとジャッジして
上手くないものは人様に見られちゃダメだと制限して
自分が誰よりも自分をジャッジしてるから
動けなくなってた。
意識が邪魔してたのだ。
その意識を超えると腹に決めて
深呼吸して
今に意識を戻す。
＊会場がスタンディングでいっぱいだったらこんな感じ
自分の番が来るまでの間
今目の前でパフォーマンスしてる方々に意識を集中した。
そして
舞台に立つ人側だったら
こういう感じで見てくれてると嬉しいだろうな
と思う理想の観客で存在した。
笑顔で
リズムあるものにはノリノリになって
聞かせるものには体を揺らしてじっくり聞いて
手を振ったり
歓声を上げて盛り上げ
めっちゃ拍手した。
見ること、応援することを精一杯やった。
全身全霊で応援して見てると
その瞬間瞬間がとても楽しい！
そういえば、、、
私は人を応援するのが得意というか
好きだし
今までこういうことやってきてたなって過去を思い出したw
歌を披露してる方の中に、途中で歌詞が飛んじゃったり
緊張してるなってこちら側に伝わってくる方もいて
そんな時は
大丈夫だよ！そこに立ってるだけで素晴らしいよ！って心の中で叫んで
めっちゃ応援のエネルギー出していました。
そういうことを出番までずーーーーーーーーーーーっとやっていたんです。
すると
途中で気づきが起こりました。
私がこれだけ応援してるってことは
私が出た時は、こうやって人から見られるし、こうやって応援されるんじゃん！
何も怖いことないじゃん！って。
なんか、霧が晴れた様な感覚になりました。
自分が見たいように世界を見てるっていうことは
意識の事を学んでたら知識で知ってる事だけど
自分の中の恐れや抵抗や思い込みが深いものに限っては
自分が見たいような世界で見れてない。
けれど
私が
舞台に立っている人が技術的に優れているとか
プロだとか素人だとか
熟練されてるか否かとか
上手いとか下手とか
成功したか否かとか
スタイルがいいとか
顔がいいとか
キャラが立ってるかとか etc....
そういった目にみえるものや条件や結果とかで
価値判断、ジャッジしないで
暖かい目で
人の応援をする状態で存在していたから
自然と
当たり前に
私も人から暖かい目で応援されると ”わかった” 感覚があった。
自分が自分を
カッコ良くもない
できるわけでもない
練習を積み重ねてきたわけでもない
得意なことじゃない
自信があるわけじゃない
飾らない
飾りようのない
そのままの自分を丸ごと受け入れたとき
つまり
自分が自分を価値判断しない
ジャッジしないという状態で存在した時
無条件の愛の状態で自分を見れた時
内側で自分への信頼感が芽生え
それが私の見える世界への信頼へと繋がった。
今言語化すると、それが起こりました。
そのことが腹にストンと落ちた。
頭の理解が、体感を通して腹に落ちた。
すると何が起こったかというと
体が緩みました。
緊張してる時は筋肉も緊張して体が硬くなる。
私は申し込んでからずっと、無意識で体が硬くなってたと思う。
それが
意識が変わったら安心感が出てきて緩んだのがわかった。
緩んだのがわかったから
実はずっと体が緊張していたことがわかったのでした。
遂に本番
そして遂に私の出番が来て
音楽を渡して舞台に立ちました。
曲は出る前に決めたばかり。
見てる間に曲を考えてて
誰もが知ってる曲の方が楽しめるよね
とか
ノリがいいやつの方が見てる方もノレていいよね
とか
そんな思考が出てきたけど
自分のしたいことで舞台に立てるという
そんな機会は珍しい。
だったら
人が見ていいからとか
人が見て楽しいだろうとか
そういう人の期待に応える
人を楽しませないといけない
的な意識を越えようと思って
私がどうしたいかを一番に考えて決めた曲にしました。
私が最高に楽しんでいるところを見て
その楽しんでる私のエネルギーに
人が楽しむということが起これば良くって
最初から人を楽しませようとするスタンスを取ろうとしてるのに気づいて辞めた。
ここも腹を括った。
さあ！
誰も知らないであろう曲で（笑）
私が私の満足のために舞台に上がります。
できないと思い込んでる即興で踊ります。
練習してない
しかも人前
しかも舞台上で
今までだったらありえない状況。
舞台用にメイクもしてない
仕事終わりの駆け込み出演
衣装じゃなくただの私服
何も飾らない
何か世界観を出して表現するわけでもない
全てが即興の
本当に真っさらな今の自分がただここにいる
と言う状態。
この流れにゆだねて
今自分がやりたいことをする。
身体に任せて動くだけ。
まるで人生そのものだ。
曲が始まって
今までできた試しがない
ずっとできるようになりたいと思ってた
できないと思い込んでた即興を
人前で身体を使って舞台で表現し始めた。
すると、
舞台でビックリするほど緊張することもなく
すぐにゾーンに繋がる感覚になり
身体が勝手に動いた！
自分でも
こんな動き今までしたことない！と思う動きの連続で無心になり
終わった後、どんな表現をしたのか自分で覚えてない。
何をしたのか覚えてない。
身体手動で勝手に動いて
途中で後ろの壁にぶつかりそうになったことは覚えてる。
終わった瞬間意識が戻って
めっちゃ息を切らしてゼイゼイした息遣いの自分がいた。
驚いたのは
いつ終わるのかよくわからない感じの曲だったのに
終わりの音にピタリと合わせて私の表現も終わったこと。
練習したことないのに
身体に任せてゾーンに入って動くと
こんなことできるんだって自分で驚いた。
ゾーンに入ると
凄いパワーや能力が引き出されるんだと改めて体感しました。
年明けに引いたカードを思い出し
その感覚を得ることが実現したことに気づく。
終わった後は全身がビリビリしてて
全細胞が更に目を覚ました感覚でした。
ああああ。。。
嬉しい。。。
気持ちいい。。。
満たされるってこんな感覚だよ！！
この感覚を感じたくて
踊りに魅了されるんだ。
その感覚を体感できたこと
これまでの全てのプロセスを体験できたこと
怖いを超えてチャレンジ仕切ったこと
もう満足して幸せの感覚に満ち満ちていました。
その状態になってると
人目も人からの評価も全く眼中になく
そっちに意識が全然向かない。
ただただ自分が自分に満足して
満ち足りてて幸せな状態。
で、そういうときに限って
舞台を降りた後にすれ違う皆さんに
凄い良かった！
エネルギーすごかった！
って、何人もの方が声かけて下さって
初めて会って自己紹介した訳でもない方も
凄い良かった！ってハイタッチしてくれたり
思いもしなかった反響を得られました。
これは
失敗しないように
恥かかないように
などという
恐れベースで同じチャレンジ（行動）をしても
きっと起こらなかった反響だと容易に想像できました。
私のチャレンジのベースのエネルギー源が
舞台に上がる前に
自分自身に向ける意識のエネルギー源が
愛の状態になってチャレンジしたから。
その事によって自分の余計な力が抜けて（リラックスできて）
その結果想像以上の力が発揮でき
自分の想像を超えた反響に繋がった。
そしてもう一つ
私が、観客として人を見てる時に
全身全霊で応援してきた暖かい眼差しを
今度は私が受け取れたんだなって感じた。
自分が放ったエネルギーが循環して
再び私に戻ってきたものを
喜びで受け取れた自分が嬉しかった。
世界は優しいって事を
体感を伴って現実で体験できて
また世界への信頼も増しました。
意識の変化のプロセスは
もっと細かく見てるくらい
些細なことも
ちょっとした違和感も
見て感じてることがたくさんあるけど
文章には全ては書き残せないものですね。
でも、これを読み返すと
この時の大切な感覚を思い出せるので書き残しておく。
即興が苦手な私。
人生でも
急 とか 突然 とか 予期せぬ とか 緊急
的なものに弱い面がある。
即興ダンスは、その辺の意識も変える力があると感じてる。
身体で超える。
人生は即興💃