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健幸美パーソナルボディワーカーの前田みゆきです。
私の大好物でもあるミカン。
素晴らしい有用植物でもあります。
ミカンといえばビタミンCですね。
ビタミンCの正式名称は「L-アスコルビン酸」といいます。
ビタミンCは体内でつくることができないので
外から摂るしか無いのです。
そしてこのビタミンCがないと人間は生きていけません。
コラーゲンの合成に必要で、欠乏症になると壊血病になってしまいます。
過去には壊血病で亡くなった例もあります。
※壊血病
コラーゲンがつくれないために細胞の間の結合が緩むことでおこる。
血管や関節が弱くなることから、歯ぐきなどの体の各所で出血したり、関節が痛んだりする。
また、ビタミンCにはこんな効果も!
免疫力アップ
動脈硬化や脳梗塞などの予防
美肌効果
鉄の吸収促進
そして、ミカンに含まれるB-クリプトキサンチンです。
そもそもクリプトキサンチンとは?
天然に存在するカロテノイド色素の一つで
黄色や橙色を示すキサントフィルの仲間。
カロテノイドとは色素成分のことを指します。
抗酸化作用があり
紫外線から皮膚や目などを守る働きがあります。
ちなみに、人を含む動物はカロテロイドを体内で生成することができません。
果物や野菜などから摂取することが必要なのです。
カロテノイドは脂溶性で油に溶けやすいので
油と一緒にとることが大事です。
さて、B-クリプトキサンチンがカロテノイドの一種ということですが
どんな効能があるのか。
骨粗しょう症の予防
2型糖尿病の予防
免疫力アップ
美肌効果(保水成分「ヒアルロン酸」の量を増やす働きがあり、保水機能を保持する器官「アクアポリン」生成を助ける)
発がん性抑制
良いことばかりですね!
しかーし!
良いのは中だけではありません。
皮も有用です。
皮を乾燥させたものを「陳皮(ちんぴ)」といい、生薬にもなっていて
風邪薬や胃薬、七味唐辛子にも使われています。
・風邪予防
咳や痰を鎮める働きが期待できるため漢方では風邪薬に使われます。
・冷え改善
血kさんを拡張させて血流を良くして、
抹消体温を維持する効果のある「ヘスペリジン(ポリフェノールの一種)」を含んでいます。
陳皮を細かく刻んでお料理に混ぜたり、
お風呂に入れて入浴剤にしたりすると良いですね。
ヘスペリジンは果肉部分よりも、皮・すじ・袋に多く含まれます。
ミカンを食べる時は、すじはとらずに薄皮ごと食べることをオススメします。
・胃腸を調整
漢方薬において、陳皮は胃酸の分泌を促進させるとともに
胃から腸への排出を高めたり、腸の蠕動運動を促進させたりする「理気薬」として使用。
そのため、漢方処方の胃薬には陳皮が配合されています。
・リラックス効果
柑橘特有のさやわやかな香成分「リモネン」にはリラックス効果や気の巡りを良くして
胃の働きを活発にする作用があります。
また、燻せば虫除けや消臭剤としても使えます。
捨てるところが無いですね。
とても有用です!