こんにちは、miyukiです^^
全ての生物は細胞からできています。
細胞の基本的な構造はどの細胞にも共通であり
大きく「核」とそれ以外の「細胞質」に分けられます。
「核」
二重の核膜に包まれた球形で、角の中には染色体と1~複数個の核小体があります。
※核小体:rRNAの転写やリボソームの構築が行われる場所
染色体は、遺伝子の本体であるDNAとタンパク質からできています。
染色体は、酢酸オルセイン液や酢酸カーミン液でよく染まります。
ヒトの成熟赤血球には核がありません。(脱核)
「細胞質」
ミトコンドリアや葉緑体などの細胞小器官と、
細胞小器官の間を満たしている液状の細胞質基質からなります。
主な細胞小器官の働きは下記のようになっています。
※細胞小器官:細胞の内部で特に分化した形態や機能を持つ構造の総称
※細胞質基質:細胞内の部部の呼称で、細胞質から細胞内小器官を除いた部分
◉ミトコンドリア
細胞の呼吸に関する酵素を含み、呼吸によってエネルギーを取り出す
◉葉緑体
クロロフィルという緑色の色素を含む。
光合成を行って、二酸化炭素や水など無機物からデンプンなどの有機物を合成する
※クロロフィル:光合成の明反応で光エネルギーを吸収する役割を持つ化学物質。葉緑素ともいう。
◉液胞
内部に細胞液を満たし、糖やタンパク質といった有機物や無機塩類を蓄えている。
アントシアニンなどの色素を含むものもある。
成長した植物細胞で大きく発達する。
染色体が核膜で包まれた核をもつ細胞を真核細胞といいます。
真核細胞からできている生物を真核生物。
動物・植物・カビやキノコ・コウボ菌といった菌類が真核生物です。
真核生物に対して、核膜をもたない細胞を原核細胞といいます。
原核細胞からできている生物を原核生物。
大腸菌・ネンジュモなどのシアノバクテリア(ラン藻)などが原核生物。
※シアノバクテリア:光合成細菌の一種
真核細胞には、細胞小器官が見られるが、原核細胞には見られない。
また、細胞の大きさも原核細胞は真核細胞に比べて小さいものが多い。
なお、シアノバクテリアは細胞内に葉緑体を持っていないが
光合成に必要な物質は持っているので光合成できる。
真核生物のDNAは核膜に包まれていて、原核細胞のDNAはむき出しになっています。