夜中ごろ痛みで意識がはっきりし、
コールボタンを押しました。
喉がすごく乾いていて、こ・・こ・・声がでない。
やっと一言
「水がほしい」
と言うと
「まだダメよ」とあっけなく却下。
そのかわり唇を水で濡らしてくれました。
喉は乾くし、
30分おきに血圧測りにきたり、
点滴の残量を確認したり、
尿管の確認をしたりと出入りが激しかったので
あまり寝た気がしませんでした。
午前9:30ごろドクターが来て、手術の説明を受けました。
約3時間かかって、順調だったこと。
卵巣は問題がなかったので、そのまま残ってるとのこと。
大量に出血しなかったので輸血は必要なかったそうです。
1-2cmくらいの穴が4箇所お腹に開いていて、
それの消毒をし、
尿管と血管を取った後、
子宮の写真を見せてくれました。
初めて見た子宮の写真、
まあ、キレイ~!
あたたかい色していて柔らかそう。
その中に筋腫の三つ子ちゃんがぬくぬくと育っていました。
どうりでムスメが出産予定日になってもでてこなかったわけだわ。
なんだかものすごく居心地よさそうだもの。
子どもたちが胎内にいる時は、守ってくれてどうもありがとう。
お疲れ様でした。
その後お粥スープを持ってきてくれました。
味がなさすぎ。
一口食べて気分が悪くなったので、残しました。
病室にくるナースは誰もが聞くのが
・ガスでた?(ガス(おなら)を出すのは術後大事なミッションらしい)
・ピーでた?(おしっこを一人でしにいくのも大事)
・プーでた?(排便も大事)
毎回まるで合言葉のよう。
ピー?プー?ガス?ノー?
この3つがクリアできたら、流動食から普通の食事に変えられるそうです。
間違いがないようにベッドサイドには
患者さんの食事規制が表示されています。
普通食の場合、
前の日に配られるメニューに希望をチェックします。
朝、昼、夜のほかにアフタヌーンティーも!
お料理の種類は中華か西洋料理。
明日退院予定なので、食べるかどうかはわかりませんが
とりあえず三食とも中華にチェックして提出しました。
病室は朝からドクターやナースのほか、
主治医ではないドクターが研修生らしき若者数人と傷を診たり、
病院専属(?)のシスターがお話にきてくださったりと
出入りが激しかったので寝られず。
午後1時すぎにオットが来てくれました。
が、痛み止めの注射をお尻に打った直後だったので
15分くらいで寝てしまいました。
ごめんね、往復2時間のところをはるばる来てくれたのに。
お昼寝から目を覚ますとアフタヌーンティータイム。
合言葉の3つともまだなので、ケーキはなし。
午後4時ごろ点滴がとれたので、
ナースに手伝ってもらってパジャマに着替えて
病室を歩いてみました。
が、
頭がクラクラ~、歩けな~い。
窓際のベッドの同室の人はワタシの手術中に退院し、
結局滞在中、個室のようなものでした。ラッキー。
立てないなんて~!歩けないなんて~!
と凹みかけていましたが、
窓から見える香港の景色が
「まあ、ぼちぼちでええんちゃう」
と慰めてくれているみたいで、
ちょっと気を取り直して、自力でトイレへ行ってピーしました。
夜になってもガスが出ないので、またまたお粥。
「このままだと明日退院できないかもよ。」
とナースに脅かされたので、それは困ると
食欲はないけどがんばって5口くらい食べました。
その成果あってか、ガスもオッケー。
出血なし。