クリスマス・イブの出来事 | Absolutely香港

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アラフィフ女子、香港生活のつぶやき :)

ニュースでは

「北海道大雪」とか

「新千歳空港、○○便欠航」とかなので

何のチェックもせずに富良野入り。


富良野ゾーンのスキー場はかろうじて開いているのですが、

アパートのある北の峰ゾーンは雪不足のため到着した時にはオープンしていませんでした。


タクシーで行ったりとかなり面倒でしたが、

クリスマスイブから北の峰ゾーンも一部オープン。


さっそくはりきって

「立ち入り禁止」のパウダースノーがある斜面にシュプールを描こうと

オット、ムスコ、私、ムスメがロープをくぐって侵入。

待っても待っても降りてこないムスメ。

名前をよんでも答えはありません。

スノボーのオットは歩いて降りてきた山を登り、

ムスコとハハは下まで降りてリフトに乗って侵入した場所に戻ってみることにしました。

リフトに乗っている間気が気でないハハ。

「雪に埋もれて雪だるまになってたらどうしよう。もしかしたら転んで足折ちゃったりしてないかしら。」

と悪い方へとばかり考えていました。


現場に着くと

パトロールの人をはじめ大勢の人たちがムスメのスキー板をさがしてくれていました。

ムスメいわく

板がはずれて困っているとグリーンのジャケットを着たフランス人の女の人がヘルプしてくれて、

斜面を滑ろうとしたらまた板がはずれたから、片方の板だけで滑っておりたとのこと。

数十センチの雪に埋もれたスキー板、

みつかりそうにないので、みなさんにお礼をして諦めることにしました。

片方だけでは滑れないから

パトロールのおじさんはムスメをおんぶして

下まで降りてくれました。

「立ち入り禁止」エリアで起こった自己責任ゾーンなのに

みなさんに助けていただいて感謝、感謝です。


さぞかし怯えているだろうとムスメのところに行くと

「おじさんのおんぶおもしろかった。

だからアイフォンがいるのよママ」

とケロっとしている様子。


子どもたちには

「ルールっていうのはガイドラインだから自分のルールは自分で決めたらいいのよ。

誰も滑っていない雪で滑りたいんだったら、そうすればいいの。

でも全部自分の責任なんだから、何かあっても人のせいにはできないし

誰も助けてくれないかもしれないよ。それでもやりたかったら、やりなさい。」

と。


親の背中を見て育っている子どもたち。

今日も立ち入り禁止エリアに侵入しています。