妊娠、出産…子育て……
今、旦那とこのことについて話てたんだけど、私は色々なことを重く熱く考えてしまいがちでこの手の内容も端から見たら「そんなに重く考えんでも〜」と、笑われてしまうかもしれない。
先ず妊娠について
妊娠をするのってセックスしたら割と簡単に出来るもんじゃない?なんて、若い時はそれくらいの熱量で考えていた。
今は結婚して妊娠できるのって奇跡かそれに近いことなんだと思う。
いざ妊娠したくて蓋を開けてみたら妊娠しにくい体だったり、相手に問題があったり……それを取り除くために何ヶ月から何年も治療したり、待ってみたりしなくちゃいけなかったり……
幸い私達夫婦は年の差婚でありながらも、長女ちゃんも次女ちゃんも直ぐに私達のところに来てくれた…これは本当に有難いことで、自分が健康に気を付けて生きていて良かった、夫が健康で良かったという奇跡の上に成り立っている幸運なんだと改めて思う。
そして妊娠期間………
お腹の中に命が宿ったと分かったその時から母親たちは神経を擦り減らし、食べるものに気を付けて、お酒を絶ち、タバコを止め、自分のライフスタイルを犠牲にしてその命を守り抜きどうかその日まで無事に過ごし、どうか無事に生まれておいでと祈りながら生きる。
いよいよ出産の時……
初めてそれを経験する時はとてつもない不安に襲われる。どれほどの痛みが待ち受けているだろう、耐えられるのか、赤ちゃんは無事に生まれてきてくれるのか、手術が失敗して私が死んだらどうしよう、途中で何か起きて赤ちゃんが大変な状況になって後遺症とか出たらどうしよう……恐らく殆どの母親になろうとしている女性は少なくとも命がけで出産に挑む。
どんな出産も痛くて辛くて、想像を絶する。でも、生まれてきてくれた我が子にあった瞬間の、今まで感じたことのないほどの幸せ………一生忘れることはないだろう。無事に生まれてきてくれること、それは本当に奇跡。
それからの育児は
そこにある命を絶やさぬように、ひたすら神経を擦り減らし見守り続ける、母乳が出れば己の身を削り母乳を絞り出す。母乳の原料は血液。母乳育児は端から見たら当たり前にやっているけど、本当にアンパンのごとく自分の身体を切り分けて作り出している命の源。だから、赤ちゃんと深い絆で結ばれているような感覚になる。
赤ちゃんが生まれてからは、自分というものを犠牲にして、100%赤ちゃんが中心の世界になる。時にそれは有難い時間であり、尊い時間。でもそれと同時に人生の中で最も過酷な時間になりうる。命を育むことの素晴らしさを感じたり、責任の重圧に飲み込まれておかしくなりそうな時もある。もう正にグチャグチャ状態になる。
それでも何とか毎日毎日をやり切り、今こうして元気に子供たちが笑いあって過ごしているのを眺めると、私達のところに生まれて来てくれて、本当にありがとうと思うし、こんなちっぽけな私と出会い結婚までしてくれた夫に感謝する。これからもどうか家族皆で健やかに出来るだけ多くの家族時間を過ごさせて貰えたら嬉しいと思う。
あと何回一緒に誕生日をお祝いさせてもらえるんだろう………
あと何回一緒に桜を見に行けるんだろう………
あと何回一緒にクリスマスを楽しめるんだろう………
いつまでもあなた達の1番の味方でいるし、1番の応援団だよ。ありのままのあなた達を愛しているよ。
本当に本当にこの奇跡の積み重ねに日々感謝申し上げます。そして子供たちが、夫が、どんな時も幸せでいてくれますように祈り続けます。