連休初日の4月27 日土曜日 上野に「大吉原展」を見に行きました。もし、混んでても開館直後であれば大丈夫だろうと10時の開館を目指して9時40分頃に上野駅に到着しました。
開館前に到着しました。今回はチケットは現地で買うつもりで事前購入していませんでした。開館後、チケット購入のために20分程度並んだような気がします。即、入場したい方はチケットを事前購入した方がいいかもしれません。
企画展入場後は、開館まもないせいか混雑というほどではなく割とゆっくり(特に3階の展示は)みることができました。
「大吉原展」は開催前からSNSが炎上するなど話題になっていたようです。
「吉原」については貧しい家から女性が売られて行く、一部の売れっ子以外は劣悪な環境、稼げなくなれば酷い扱いというようなことをwiki等でほんの少し読んだことがありますが自分の持っているイメージは美人画や映画や漫画等でみた華やかな部分が大半であると思います。時代的にも空間的にも距離があり、目にするのは美しく描かれた絵が中心なのでいいとこ取りで認識していると思います。
今回の展示は歌川広重をはじめとした吉原の風景や絵を中心に吉原の華やかな部分の展示が多かったように思います。吉原の最も下級の遊女、「切見世」にかんする記載や吉原の多くの火事が劣悪な労働環境に不満をもった遊女たちの方かであった、というような展示もありました。気が付くと2時間弱くらいかけて見てまわっていましたが今回の企画展に入る前に持っていた「吉原」のイメージが見た後に大きく変わるということはありませんでした。個人的には美術展として見に行ってよかったと思います。
展示は地下から始まって3階に人形作家・辻村寿三郎氏の妓楼の展示があり、そこだけ撮影OKでした。
丁度品や人形の動く、唇にいたるまで細かく表現されているので立ったり座ったり、写真を撮ったりしながら数周しました。