自然も自分もまるっと感じて、
いま、ここを祝福する。
"森と魂のセラピスト"
飯田みゆきです。
今日も、
清里ミーテイングの準備中。
徐々に、
森林療法とSDGsをつなぐ
キーワードが見えてきました。
それは、
"自尊心 selfesteem"。
です。
☆
ところで、皆さんは
「マズローの欲求段階説」
をご存知でしょうか。
アメリカの心理学者
アブラハム・マズロー(1908 - 1970)が、
「人間は自己実現に向かって
絶えず成長する」
と仮定し、
人間の欲求は
5段階のピラミッドのように
構成されていて、
低階層の欲求が満たされると、
より高次の階層の欲求を欲する
とした理論です。
①Physiological 生理的欲求
②Safety 安全の欲求
③Love/belonging
所属と愛の欲求(社会的欲求)
④Esteem 承認(尊重)の欲求
⑤Self-actualization 自己実現の欲求
☆
さて、
持続可能な開発目標(SDGs)を
この理論で考えると、
貧困、飢餓、健康など、
ほとんどの目標が
①生理的欲求
②安全の欲求
を満たすための目標であることに
気づきます。
ジェンダー、不平等、公正などは、
③所属と愛の欲求(社会的欲求)
④承認(尊重)の欲求
まで大きく関係し、
教育、パートナーシップなどは
⑤自己実現の欲求
にも関わってくるでしよう。
SDGsが
「人間、地球及び
繁栄のための行動計画」
であるなら、
人間の欲求に反した行動計画は、
難しいのではないかと思うのです。
マズローは晩年に第6段階目として
「自己超越の欲求」を発表しています。
SDGsの実現を担う人材もまた、
自らの欲求に誠実であることも大切な要素だと思います。