秋の夜長~。
最近周囲にあまりよくない出来事が重なって、あたしは読書の秋です。
本の世界はいいね。
なんにもしてないときって考え事してしまうから。
でも、なにかをする気も起こらない。
そゆとき、本に没頭できるのはいいね。
家でじっとしてるとばかみたいに考え事するから、本の世界に逃げました~。
そんなわけで、4冊買ってみた。
なにを選んだかは秘密。
一冊だけ見せると、江國香織さんの「落下する夕方」。
江國香織さんの本はいくつか持ってるけど、有名なこの本はまだ読んでなかったの。
この本を初めて手に取ったのは中高生の頃。
パラパラめくって読んでみたけど、なんだかあまり読みたい本じゃない気がして、いつも選ばなかった。
それが、今回なぜか選んだ本の中にこのタイトルが入ったのね。
読み終えると。
やっぱり今読むべき本だったんだなぁって実感した。
なんていうのかなぁ。
ひとの儚さとか無機質さとか、そういうのが今のあたしの気持ちにぴったりだった。
透明なきもちになるっていうのかな。
もちろん、この本に書いてあることは他の人にとっては違う風にとらえるかもしれないけど。
今のあたしにはそれがより強かった。
死っていうのはより透明になるってことなのかな?
死に近いひとって、死を望まざるを得ないのって、透明になれそうに儚いものなのかな。
あたしも透明になれたらいいのにな。
なーんてね。