今日10月11日は息子の誕生日です。

平成10年10月11日生まれ。

つまり、あと1日早ければ10・10・10となるところでしたが、相方が産気づいたのは10日だったものの、生まれたのは11日の夕方でした。

 

という話はどうでも良くて、平成10年生まれですから、息子は今年で二十歳になりました。

成人おめでとう。

 

という話でもなくて、私にとってはちょっと意味のある日です。

ここでピンと来た人もいらっしゃると思いますが、 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の第三条に記された性別の取扱いの変更要件についてです。

その要件とは、


一  二十歳以上であること。
二  現に婚姻をしていないこと。
三  現に未成年の子がいないこと。
四  生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。
五  その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること。

 

私について言えば、

一 あと数年で還暦ですから十分クリアしています

二 今年銀婚式を迎えました

三 本日、一人息子が成人しました

四・五 2年前の夏にタイで手術を受けました

 

ということで、要件を満たしていないのは二の婚姻事項だけとなりました。

では、さっさと離婚して、婚姻関係をクリアしましょうとか、そんなことはしません。

 

若いMtFから見たら、ではなんで結婚したのかと理解できないことが多いようですが、四半世紀前なんて、男は就職してしばらくしたら、結婚しないとおかしいという風潮がありましたし、親をはじめ、周囲からもそんな声が聞かれましたからね。

これがもし、男女が好き合って結婚したというものであれば、相方にとって背信行為になりますが、幸い、普通の恋愛結婚ではなく、お互いが共通の趣味を持った同志みたいなもので、本当の意味でのパートナーでしたから、一般的な結婚の形態とは異なります。

子供は欲しくてなんとか頑張って作りましたが、それ以外はお互いセックスレスでしたし。

 

だから、同性婚が法律的に認められるようになれば、願ったり叶ったりなのですが、今の政権では無理ですね。

とまあ、息子の成人にあたって、いろいろ思ったりしました。