{82D6FECA-066F-4220-BF80-6C613C53245C}

アカデミー賞の受賞から上映期間が延びて

ロングランとなっていますね





グレイテスト・ショーマンと空海を観た日に

最後にスリービルボードを観ようと

チケット売り場に行ってみたら…完売!

一日1上映になっていた時期に急に混雑とは

賞効果、恐るべし…





そろそろ終わってしまう〜と焦って

週末の深夜レイトショーで観てきました



としまえんの映画館で24:30〜

というのに観客は10名越え

確かに夜中に観るにはいい映画かもだけど…

私的にはけっこうな驚きでした






これだけ話題になり賞を取っているので

見応えは言わずもがな、ですよね



ラストのその後の解釈は

観た人に委ねられながらも彼女の表情で

きっと皆が同じ結末を想像したはず



中盤過ぎに出てくる部下への手紙のシーンは

心に突き刺さって…

長く生きてきた人間誰しもが持つ

わだかまりを溶かす指針のようでした



終わってみればその手紙の内容が

この映画のテーマだったのだと






これから観る方もいらっしゃると思うから

多くは書きませんけど

2018年にこれから観る映画で

これを越えるのがあるのだろうか、と思います









原題の副題にミズーリ州とあります

でもエビングって何?と思って

調べたときに知ったのですが

ミズーリ州では数年前に白人警官による

黒人少年射殺事件があったところなんですね



大きく報じられたので

なんとなく覚えていますが

日本では無い問題なのですっぽり抜けていました



結局エビングは架空の町名のようでしたが

この映画には

現実のアメリカの社会問題が

鏤められていたことに気づかされます



上記の人種差別も描かれていますし

たったワンシーンで

会話の中にしか出てきませんが

説得しに来た神父に言い放った言葉では

カトリック教会の闇を明け透けに非難しています



近年の映画では『スポットライト』が

斬り込んで題材にしていました

それを観ていたので理解できましたけど

知らなかったらそのシーンは

よく分からなかったかもしれません



他にはレイプ犯人かと疑わしい人物が

特殊任務からの帰還兵であることから

実際にあった中東での米兵による

現地の女性レイプ事件を想像させたりします



きっと他にも習慣や文化を知っていれば

もっと楽しめたのかも、と残念でしたが

いろいろ調べたくなるほど興味深い映画でした







あ、空海は

CGがふんだんに使われていて

映像が綺麗でした…

でもあんなにCG使うなら

広大なセットを組む必要があったのだろうか?

と疑問が…

そして、空海の時代背景とか

全く必要なかったです!

空海ではなくて楊貴妃の映画でした…