九州にお住まいの皆さんのご心労をお察しいたします。

被災された方が不自由な生活を余儀なくされている状況には胸が痛むばかりです。




地震発生から10日以上が過ぎ、まだ余震がおさまらないなか

避難所の混乱期を過ぎて小康状態に入ったように思います。


きっとまだまだ避難所生活は続きますし、自活なんてまた先の話ですから

今からがボランティアの力を必要とする時期と思います。





そこで、悩みました・・・

もう物資を送る段階ではないので行って助けになりたい。

でも今の自分には緊急に支えなくてはならない命があって。

迷って罪悪感を感じました。





そんななか、行くばかりがボランティアじゃない、という話を聞きました。





ボランティアに行く人は自己完結が最低限のマナーです。


宿泊先、現地での移動手段、食事は当然のこと、装備品も持って行きます。


炊き出し手伝いなら、エプロン、マスク、透明手袋、手を除菌する用品など。

片付け手伝いなら、安全靴、厚手の手袋、スコップ、ヘルメットなど。

当然、保険にも入ります。



(前に、事前にボランティア団体から必要なものを伝えられていたにも関わらず

きちんと揃えずに来て、何もできずに見ていただけという人たちを見ました。

1人2人ではありません。

現地に調達できるところなんてありませんから

手袋一つ忘れただけで何もできなくなります)




都内から例えば最寄の佐賀空港に行くには

飛行機で往復7万円、新幹線で5万円かかります。


たった一人がボランティアに行くのに これらを揃えたらいくら掛かるのでしょう。




当面は近郊の方のマンパワーに任せて、

遠方の者は行ってかかる費用を寄付するのもボランティアの一つだと

教えていただきました。





そして考えた結果、行かない選択をしました。

行ったとして、自分のやるべきことを放り出して行ったら

きっと行った先で後悔するだろうと。






寄付先は後で公平に分配する赤十字もいいですが

今すぐ必要とする活動、自分が行きたいと思っていた活動に

直接寄付するとすぐに役立ててもらえます。


私は後者にしました。







私と同じように罪悪感を感じる人もいると思いますが、

行けなくてもボランティアはできます。


ただ、どうか、

具体的な活動を実写真で報告できない怪しい団体には

間違っても募金しないようにしましょう!!