またこの話ですみません。でも、今の福島のことを
少しでも多くの福島に縁のない人にも知ってもらいたく、続けます。


また最近強い揺れが頻繁に起きています。
この前の東海地域で揺れたのにはどきっとさせられました。
東北が震源となると、またか、という疲弊や悲しさを感じながらも
ここのとこ立て続けに起きた「福島浜通り 最大震度5弱」は緊張しました。
このとき、住民は自分たちも恐怖におびえているのに それよりも先に
「第一原発、耐えてくれ・・・」と思う人が多いのです。


先日、警戒区域が解除された地域もあるため、
より近くで撮影された鮮明な映像で見た方もいると思いますが
4号機は天井は吹き飛び、壁は剥がれ落ち、歪んだ鉄骨のみで燃料プールを支えている状態です。
(プールは建屋の天井近くに設置されているので今は空中に浮いている形)


炉心の冷却はできていても (それでも最近度々冷却装置が停止したり漏水したりとニュースになってますが)
燃料プールには使用済み燃料棒がたくさん残されています。
これが落ちたら・・・何が起こるか知らない方もいるそうですが
爆発しないまでも大量の放射性物質が空中に放出されます。
そんなことになれば、家に帰れなくなる人がもっと増えることでしょう。


まだそんな危険な状態さえ どうにもできていないのに・・・
どこかの原発を再稼動・・・?







筍の出荷規制の地域に千葉が入っていました。
第一原発から 200キロです。
森林に蓄積された放射能が1㎡辺り1万ベクレルを上回っているところに群馬もあります。
第一原発から 200キロ以上です。


森林の汚染はどうしようもないそうで、除染(落ち葉を取る、花粉にも着いていることから
木々を伐採するなど)によって山が死ぬのだそうです。
すると、ちょっとした雨でも山が水を蓄えておくことができず、
麓の町も土砂災害を受ける危険が高まることとなります。
チェルノブイリからだいぶ離れた、立ち入り禁止外すぐの居住地区では
野生の鳥たちの奇形が出ていたらしく、その割合が2割近くとか。
必ず日本でも起こります。
こういうことが後々人間に及ぼす影響を国としては見て見ぬふりをするしかないのでしょうか。


そして それらはさておいて「福島のような津波が来ても炉心が損傷しないこと」の一点に重きを置いて
大飯原発の再稼動に進んでいます。
有事も仕方なし=関西地区を見捨てたように見えるという意見も。
大飯は地形から確かに津波を受けにくく見えます。
ですが小山に囲まれたダムのような地形から、いったん波が入ると深い(高い)津波になりやすい地形でもあります。


全ての建物がダムの中にあるような作りで、万一のときはどう制御するのでしょう。
いま福島で司令塔となっている免震棟もなく、ベントシステムに付けるべきフィルターも付いていない。
これのどこをとって安全性を確認したというのか・・・。
水を被らなかったとしても、この断層だらけの日本です。たまたまそのズレが起きたら?
現に福島でも先の震災の前にはなかった断層が見つかったのだから。


興味深い記事がありました→ 【 大飯原発の再稼働―読者投票を行ってみて


「第三者の機関が公正に安全を確認した上、代替エネルギー構築までの限定」としてなら
再稼動への賛成票も増えるでしょう。私もその意見です。
でも今の流れはそうではない。
ついでにいえば再稼動や値上げの前に、電気料金の中にある原発村への交付金として徴収されている調整金?を
無くして欲しいと、強く思うのですが・・・






実は私の妹が結婚し、妊娠しました。
小松家にとっては待望の初孫です。
とてもおめでたい話題なのに、頭では「大丈夫」と思っていても
あそこで産み育てていいのだろうかと、不安がつきまといます。
やるせないですね。
妹とはいってもさすがに高齢ですから(笑)まずは無事に産めますように!