その後彼からLINEはこなかった…。
会社では以前と変わらず上司と部下の関係。
給湯室で洗い物をしていても、私がいる時は絶対に入って来る事はなかった。
笑って世間話しはできるのに、隣の席に座っているのに、近くてとても遠い存在になってしまった。。
手を伸ばせば触れる距離が余計に苦しくて悲しくて、そして淋しくて淋しさを埋める為に純一に甘えていた。
純一はいつも優しかった。
私が返答に困るだろうなと思う事は一切聞いてこない。
だから彼の事も触れてはこなかった。
別れた事も知らない。
私の気持ちが純一にあるかどうか確認もされなかった。
会いたいと私が言えば都合をつけて会いにきてくれる。
けど…。
私は彼を忘れらずにいた。
そんな優しさで溢れる純一に都合よく甘えていながらも、心はなぜか乾いていた…。
私はやっぱり最低です。