まさかこれが世間的にこんな大変なタイミングになるとは、およそ1ヶ月前の収録時には全く想像していませんでしたが…
さらに言うと、東京は雪。

大石吾朗さんと担当した「Premium G ~MUSIC GIFT~」のアシスタントを、今晩卒業します。
2017年の10月からだから、2年半。番組を通して多くの出会いがありました。
ゲストはその多くがシンガーソングライターや作曲家、作詞家の方々…つまりクリエイターだったのですが、
作品作りを生きることと同じようにされている、先輩方との出会いに大いに刺激を受け、去年のアルバムリリースにも繋がりました。

ただ、やはり運命だ、と感じたのは、何と言っても私が敬愛する山口百恵さん、それからASKAさんと深い関係を持っていらっしゃる吾朗さんとご一緒できたこと。
百恵さんのコンサートの多くの司会をされ、ドラマで共演し、そして何よりおふたりでラジオを担当されていた、そんな吾朗さんからは、百恵さんだけでなくいろんな方のお話を伺いました。芸能界のど真ん中を走り続けて来られた吾朗さんのお話に私はいつも興味津々で、というのも鮮やかにその当時のことが何も知らない私の前に浮かぶのです。
好きなエピソードがいくつかあるのですが、中華屋で陽水さんとチャーハンを半分こして食べた、というのと、ある友達の家に行くとよく黒澤明さんがいらした、というのがお気に入り(息子さんと仲が良かったそうです)。食べ物をよく勧められたそう。

私は吾朗さんのものの見方が好きです。いつもフレッシュで、ちょっととんがっていて、音楽の好き嫌いがはっきりしていて、か弱いものにやさしい。あと飼い犬を無条件に愛していること。
(そんな私は、吾朗さんに「同い年じゃないの?」と半分冗談ながら言われ続けてきましたが、その主な理由は私の音楽の趣味。あとはギターやカメラのことでも年齢の差なく頻繁に盛り上がる)

吾朗さんからいただいた、お気にいりの1枚。


仲間を大切にされる姿も印象的で、それはいらっしゃったゲストの方とのやりとりからも伝わってきました。
もちろんヤマハのポピュラーソングコンテストの司会をずっとされてきたので、出身者の方をずっと応援されています。あまり大々的に言っていなかったかもしれませんが、番組のオープニングテーマはASKAさんが書いてくださりました
後に番組に遊びにいらっしゃったこと、そして復帰最初の国際フォーラムのコンサートに吾朗さんとふたりで伺ったことは、きっと忘れません。
思えばヤマハのポプコン関係の繋がりができたことも、偶然ではなかったのかもしれない(みゆきさんなど、CDやカセットが家にたくさんありました)。

そういえば前回の投稿でも、ラジオの少人数チームが好きだということを書きましたが、このチームもいつも親父ギャグが飛び交い(笑)、楽しい現場でした。
長くなると、どこか家族みたいになってくるから不思議です。(走れの時もそうだった)

流行り出す前からいち早くチコちゃんのファンになり、「ボーッとしてんじゃないよ」とチームみんなに言われてきた私ですが、これからはボーッとせず、音楽を生み出しまたきっと、この番組に戻ってきます。
素敵な環境を、どうもありがとうございました。


吾朗さんのお誕生日祝い。


カメラで撮らせていただいた写真。



さて、私にとってこの番組でお迎えする最後のゲストは、プライヴェートでも親交のあるなかの綾さんです。
同世代でずば抜けて格好いいこのシンガーを迎えられてうれしかったな(意外にも、初めて一緒に仕事をしたかも)。
ぜひ、聞き逃さないでくださいね。今晩6:00〜放送。





久しぶりのTwitCasting(ツイキャス)、「ミユキャス」を明日、コロムビア本社からお届けします。
「伊藤美裕のミユキャス vol.16」 3/30(月)20:00〜


ゲストにはおなじみ、ディレクターの衛藤邦夫さん。
公式ハッシュタグ #ミユキャス
 をつけて、呟きながらライヴでご覧いただけたらと思います^_^

こういう状況下ではインターネットって、とても便利ですね。
待っています。