大変勿体ぶりました。
充実したエジプト旅をおさらいしようと思います。
Day 1
これまで経験した中で一番のロング・フライトを終え、カイロ空港に到着。国際交流基金のメホマッドさんがお出迎え。ビザを発行してもらって、いざ市内へ。
空港の外に出た瞬間、全く空気のにおいが違う。砂地が太陽によって暖められ、空気は少し埃っぽい。そして言うまでもなく、身体を刺すような日差しに急いで日傘を広げる。
両脇に巨大なモスクや歴史的な建物などが立ち並ぶカイロのメインストリートを車で疾走し、宿泊先のホテルへ。
とても可愛い部屋でした
ナイル川のほとりの半屋外の会場で、2日めにソロコンサートが予定されています。少し休んだ後、打ち合わせを兼ねて訪れたのですが、夜は涼しく、ゆったり歌を聞いてもらえそう。
夜はさっそく、レバノン料理のお店までお食事に連れ出してもらいました
何てお洒落な店内!テントのようなものが屋根の代わりになっていて、とても雰囲気がある。
こちらの料理は意外とヘルシー。野菜がふんだんに使われています。エジプトは食が豊かで、たくさんの食物が穫れるのだそう。その中でもやっぱり、楽しみにしていたコチラ。
エジプトといえば、モロヘイヤでしょう。
このモロヘイヤ・スープをお米(艶々していて美味しい。なんとジャポニカ米)にかけて食べるように勧められ、試してみたのですが、これがとても合う。言うなれば中華丼のあんかけの役割を、モロヘイヤのネバネバが立派に果たしているのでしょう。スープの味がとても良かったです。
シーシャ(水タバコ)もやってみたのですが、調子に乗って吸いすぎて咽せる。
…明日、本番ですが!
Day2
今日はEGYconというイベントの出演日。
これはエジプトの若い人たちが日本のカルチャー(特にアニメ)を楽しもう、という趣旨で数年前に始めたもので、毎年数千人の参加があるそう。国際交流基金、日本大使館のバックアップを受けています。
巨大なサッカー場の一角に特設ステージを立て、そこでパフォーマンスするということで、聞いていたリハーサルの時間10:00頃到着し、やる気に満ち満ちていたのですが…ステージ周りにあまり人が見つけられず、何となく嫌な予感。
1時間、2時間、待てど暮らせどPAさんが来ない(笑)会場でぼんやりしていると、もう開場が始まっているのか、大量のエジプト人が入場してくるではないか!みるみるうちにたくさんの人。
そうこうしているうち、私を日本人だと認知し、様々な人が積極的に日本語や英語でひっきりなしに話しかけてくるように。エジプトからだけでなく、シリアからの移民の人だったり、色んなタイプの話ができました。日本への愛を伝えてくれる人が多かったかな。日本語はアニメの中で全部覚えました!なんていうツワモノも。エジプトはどう?と聞かれることも多く、明るくてホスピタリティ溢れるこちらの人の印象を伝えました。食事も、まだレバノン料理しか食べてないしな〜(笑)と。ライヴがんばって!と声をかけてくれる人も。
とても平和な気持ちでお喋りを楽しみつつ、流石に日差しが堪えるなぁ、と思い始めた時、ステージから音が!PAさんが到着したみたい。時計に目をやると…13:30!でもとりあえず来てくれて良かった〜と心底思いながら舞台上へ。
サウンドチェックを終え、少し挨拶をして1時間かけホテルへ戻る。この時点でイベント事務局から2時間遅れが発表され、夕暮れ→夜の出演へ。
再び会場へ戻ってきた頃にはすっかり日も沈んで場内はステージを残し、真っ暗。それを確認して、俄然やる気がみなぎる私。夜行性の生き物なのでしょうか。
この日は日本のアニメソングをセットリストにふんだんに取り入れ、構成したのですが、頭からワンピースの主題歌。びっくりするほどの歓声が上がりました
なるべく一緒に盛り上がりたかったので、ローマ字で歌詞を出してもらい、皆で歌ったりしました。
挨拶程度ですがアラビア語を大声で叫ぶことができて、私は満足。
ステージから撮った写真。コスプレイヤーも!見つけられるかな。日本のアニメキャラがたくさん。
終わった後は、数十人の人が舞台袖にどっと押し寄せて、写真を撮って!と大混乱。でもみんなの顔を見ていると、楽しんでくれたんだなぁというのが分かって、とてもうれしかった。だって、みんな目がキラキラしていたんだもの。
そんな、怒涛の公演初日。
終わった後はこちらも有名だというお店で、初めてのエジプト料理を頂きました。