Day4

宿を転々と移動し、人のところにお邪魔する旅。
3日目の夜からは、同じブルックリンの南の方にあるDitmas park周辺に住む夫婦のお宅へ。
着いてすぐ、変な時間に休んでいた私を起こさないようにしてくれて、夜の10時くらいにむっくり起きたところを、食事で歓迎してくれた!
Orlandoはニッコリ〝サキ〟と言って私の前に日本酒を差し出してくれ、Sandraはダンサーで、踊りとジョークでもてなしてくれた。
韓国人のルームメイト・Annaはナースらしい。インターンシップを終えたところで、とても丁寧な人。風邪をひいたみたいで辛そうだった。大丈夫かな。

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コンゴ出身のSandra

夜更かしをしてしまったので(というか単純に眠れなかった)、ちょうど日曜日だからゴスペルを聴きに行こう!と思い立ち(1度は行こうと思っていた)、午前中からひとりでお出かけ。

ゴスペルを聴くならHarlemがいいよ!と聞いたので、地下鉄でBrooklynからかなり北上して、向かう先〝Abussinian Baptist Church〟のworship timeにオンタイムで到着。かなり混み合っていて制限がかかっていたため、断念しなくちゃいけないかなぁと思っていたけれど、親切な教会の男性が、少し待ってね、と私に言った後、こっそり中に入れてくれた。

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中に入った途端、もう歌が聞こえてきた。
何て美しい教会なんだろう。2階にも席があるため天井が高くて、ステンドグラスから光が差す。正面にはずらっと、20〜30人くらいの聖歌隊。その歌声は、マイクを通さなくてもしっかり届く。
目的のある歌は、真っ直ぐ伸びて美しい。
ここでいう歌とは祈りなのだなと、自我のない歌の強さと包容力のとんでもない大きさにただただ息を呑んだ。
こういう儀式的なものはかたいものとばかり思っていたけれど、牧師さまが軽い冗談を言ったり、始終アットホームな雰囲気に包まれていた。全体で7〜8曲くらい聴いたのかな、語りの間に音楽が入ることによって、言葉そのものの説得力が増すように感じられた。パイプオルガンの伴奏で聴くholyなものはもちろん、ドラムやピアノも入って明るく賑やかな曲も挟まっていて、聖歌隊の人も一緒になって手拍子が楽しかったし、所々で周りの人と握手するタイミングがあったりして、これまでにまったく経験したことのない空気を2時間半、吸い続けた。

〝I bless you〟

かけてもらったこの言葉が、中でとても印象的に響いて、今も耳に残っている。そして、音楽の在る意味。
興奮冷めやらぬ中、1度チェックしておこうと思っていたマクドナルドに満を持して入ってみる。めちゃくちゃアメリカンサイズを想像していた私だったけれど、出てきたものを見て驚いた。日本と同じか、むしろ小さいくらい。肩すかしをくらうとは、まさにこのこと。

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値段は850円くらいで、日本よりするんだな。

落ち着いた後、連絡をくれたAnnaと合流して、セントラルパーク(また必ずひとりでぼうっとしに戻ってこようと誓う)、そしてタイムズスクエアの方へ歩いてみた。観光地らしい観光地を訪れたのは、この時が初めてだったんじゃないかな。オバマさんの好きだというチーズケーキを食べてみたり(劇的に甘かった)、ストリートのパフォーマーに遭遇したり、なんだかウキウキ。

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Annaと私

その後は日本の子と、初めてリトルイタリーへ踏み込む。アメリカの名物といえばハンバーガーだけれど、ニューヨークではピザだよとOrlandoが教えてくれていて、じゃあイタリアが本場のピザが、果たしてこの地ではどうなんだろう?という興味がふと湧いたんだけれど…

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ピザ、味がそんなしない(笑)
こんなに美味しそうなのに…。それから、

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地下のバーにも行きました。1920年代にニューヨークでお酒を飲むのを禁止されていた頃に、こっそり経営するためにつくられたものなのだとか。ちなみに入口は妖しい雰囲気だけれど、中は煉瓦づくりでお洒落です。寒い冬に飲みに来たい。やっぱり現地に住んでいる子に連れ回してもらうと、色んなニューヨークが見えてきて、おもしろい!感謝だ。

リトルイタリーを案内してくれた友達、セイヤくんはメイクの道でバリバリ、頑張っている。一緒に仕事をする日が来ればいいな。