あなたのお話を聴かせてください。

人にはなかなか話せない「いのちのこと」「死ぬこと」「生きること」など、胸の内をお聞かせください。

必要であれば、私の経験や想い、死生観も尋ねてください。

 

私にできることは、「いのち」を感じ、あなたの大切な方のいのちへ愛の光を当ててもらうこと。

自分や大切な方の「死」を乗り越えるのではなく、安らぎの源を見つけましょう。

 

【3月セッション募集は終了しました】

 

【4月セッション空き状況】

 

4日(木)10時~ 13時~ 15時~ 20時~

7日(木)10時~ 13時~ 15時~ 20時~

22日(月)10時~ 13時~ 15時~ 20時~

28日(土)10時~ 13時~ 15時~ 20時~

 

 

 

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「今までありがとうね!渓ちゃんも早く退院できるといいね。」

 

 

また一組、ともに闘病していた母子を見送った。

 

 

 

 

 

「渓ちゃんも早く退院できるといいね」か・・・。

 

 

 

付き添いママは誰もが、我が子の早い退院を願うものなのだけれど、私だけは違った。

 

これまで生還した子が誰一人としていない病気を患い、「3か月」という余命宣告を受けている渓太郎が退院するということは、行き先は「自宅」ではなく「天国」なのだ・・・。

 

 

だから、ほかのママ達のように「早く退院できますように」と願うことができない私は、『奇跡』にすがるしかなかった。

 

 

もしかしたら明日、奇跡的に特効薬が発見されるかもしれない。

 

もしかしたら、なにかの拍子にガンが消えるかもしれない。

 

そもそも、この現実はすべて夢で、いつかその夢から醒めるときが来るかもしれない・・・。

 

 

しかし、そんな『奇跡』はひとつ、またひとつと私のもとから切り離された。

 

 

今度は脳への転移が見つかりました。

 

肺へも転移が・・・

 

左の腎臓へも転移が・・・

 

 

絶望を味わいすぎると、(やっぱり、奇跡なんて起きるはずはない!!)と投げやりになった。

 

 

 

そんなある日のこと。

 

その日は珍しく、主治医ではなく腫瘍科部長が診察にやってきた。

 

 

「お邪魔します」と言ってベッドの脇まで近寄ると、医師は切なさを含んだ優しい表情をして「渓太郎くん、こんにちは」と言って渓太郎の顔を覗き込んだ。

 

すると渓太郎は、「キャ、キャ」と笑って挨拶を返し、だっこをせがむように両手を伸ばした。

 

 

そんなふたりの姿を、医師が立っているのとは反対側のベッドの脇から見ていると、ついこの間、面談室で聞いた医師の言葉が胸の中に蘇った。

 

 

「今度は左の腎臓に転移が見つかりました。これほど早く転移が広がるがんは、今まで見たことがありません・・・」

 

 

無邪気に笑う渓太郎に不似合いな残酷な現実に、(どうせ、奇跡なんて起こるはずがないよね・・・)と心の中でつぶやくと、私の目の前に立つ医師がはっきりとした口調でこう言った。

 

 

「ここまで渓太郎くんが生きてくれているのは、奇跡かもしれません。」

 

 

『奇跡』という言葉にハッとして、涙がにじんだ。

 

 

( 渓太郎は、すでに奇跡を起こしてくれていたんだ・・・ )

 

 

 

 

 

『奇跡』は、すがるものではなく、気づくもの。

 

『奇跡』は、気づいた人にだけ起こるもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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