【イノチのあり方 オンライン講座 木曜2期】開催のお知らせ
・「個の命」と「いのちの流れ」について
・本来の「いのち」のあり方とは・・・
・私たちが日常的に考えている「命」と「本来のいのち」の違いは・・・
②「いのちから生まれる『本当の存在価値』」(3月21日・木)
・「個の命」が生み出す自己肯定感と「いのちの流れ」が生み出す存在価値
・本来の「いのち」のあり方を知ることで、「生きるうえでの苦しみ」は作られたものであることを知る
・「いのち」より先に「生」があることで起きること
③「すべては流れ続けるために・・・」(4月18日・木)
・「生」と「死」の意味を考える
☆すべて20時から21時半までとなります。
詳細・お申込みはこちら
今回の講座は、受講料の3割を能登半島地震で被害に遭われた方へ寄付させていただき、寄付後はみなさんへご報告もさせていただきます。
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あなたのお話を聴かせてください。
人にはなかなか話せない「いのちのこと」「死ぬこと」「生きること」など、胸の内をお聞かせください。
必要であれば、私の経験や想い、死生観も尋ねてください。
私にできることは、「いのち」を感じ、あなたの大切な方のいのちへ愛の光を当ててもらうこと。
自分や大切な方の「死」を乗り越えるのではなく、安らぎの源を見つけましょう。
【2月の個別セッションの募集は終了しました】
【3月セッション可能日時】(赤が空いている時間です)】
4日(月) ・10時~ ・13時~ ・15時~ ・20時~
7日(木) ・10時~ ・13時~ ・15時~ ・20時~
18日(月) ・10時~ ・13時~ ・15時~ ・20時~
26日(火) ・10時~ ・13時~ ・15時~ ・20時~
詳細はコチラよりご覧ください
こちらよりお申し込みいただけます⇓⇓
*** 今回の記事は、先日、個別セッションをさせていただいた方が語ってくださった大切な内容です。
「我が子を亡くした親御さんの中に、その子のことを兄弟姉妹に話した方がいいのかどうか迷われている方がいたら、「きょうだい児」として生きた私の経験や気持ちを知ってください・・・」というすみれさん(仮名)の願いのもと私が大切に綴らせていただきました ***
ナナちゃんは、なんで死んじゃったんだろう・・・
治らない病気だったから?
お母さんは、なんでなにも教えてくれなんだろう・・・
そんな思いを心の奥深くにしまい込んだまま、すみれさんは36年間を生きてきた。
―――5歳離れた妹のナナちゃんが亡くなったのは、すみれちゃんが8歳の時だった。
その頃のすみれちゃんにとって年の離れた妹のナナちゃんは、「かわいい」がギュウギュウに詰まった存在で、ぽちゃぽちゃとしたほっぺも小さな身体も、とにかくかわいくて、かわいくてしかたがなかった。
そう思っていたのはすみれちゃんだけではなく、3歳離れたすぐ下の妹も両親も同じで、ナナちゃんの存在はまさに一家のアイドルそのもの。
父親が三姉妹にカメラを向けた時は、ナナちゃんにより近い場所の陣取り争いが上ふたりの姉妹の間で始まった。
「私がナナちゃんのとなり!」
「私がとなり!!」
すみれちゃんが陣地を獲得した時は、ナナちゃんのかわいいほっぺに自分のほっぺをギュッと押し付け、誰も入る余地のない「ナナちゃんの一番近く」を感じた。
「ナナちゃん、かわいい!!」
「すごくかわいい!!」
「かわいい」に満ち溢れたすみれちゃん一家の日常にある日突然、悲しみが落ちてきた。
ナナちゃんの入院。
すみれちゃんにはなにが起きたのか一切知らされることはなく、面会も許されなかった。
ナナちゃんになにがあったんだろう・・・
ナナちゃんは、どうしているの?
心に渦巻く「なんで?」をすみれちゃんは、(お母さんがなにも教えてくれないんだから、聞かない方がいい・・・)と小さな胸に封じ込めた。
それからしばらくして、ナナちゃんは他界。
「すみれたちは、入らなくていい」とお母さんに言われ、病室の扉の向こうにいるナナちゃんと最後の対面をすることもできず、あのかわいいほっぺにも身体にも触れることがないまま妹は遠くへと旅立っていった。
(もう、会えない・・・)
そう思うと、また小さな心に「なんで?」が渦巻く。
ナナちゃんは、なんで死んじゃったんだろう・・・
治らない病気だったから?
お母さんは、なんでなにも教えてくれなんだろう・・・
あの時、ナナちゃんのほっぺや身体に触っておけばよかったな・・・
「なんで?」でばかりで膨れ上がった心の苦しみと、ナナちゃんのいない悲しみをなんとかしようと幼い心が見つけた手段が「忘れること」だった。
ナナちゃんのことを、忘れよう・・・
忘れたくないけど、忘れよう・・・
「忘れたら、きっと、悲しみは小さくなるはず」と信じたのに、忘れようとすればするほど、「忘れたくない!!」が邪魔をしてもっともっと悲しくなる。
そして、とうとうナナちゃんの声を忘れてしまった時、はっきりと気が付いた。
「私は忘れたくないんだ・・・」
―――「ナナのことを話したのは、今日が初めてです」と言いながら涙ながらに36年間、胸の中に封じ込めてきた想いを話されると、すみれさんは最後にこんな言葉でまとめてくれた。
「子どもでも、本当のことが知りたいんだと思います。
お母さんも私も、大切なナナちゃんを失った者同士なのだから、「ナナちゃん、かわいかったよね」ってお母さんと語り合いたかった」
「もし自分の子どもを亡くした方の中に、『その子の兄弟姉妹に話した方がいいのか、話さない方がいいのか』と迷っている人がいたら、私の経験を知ってほしいです」・・・と。
―――こども病院で一緒に生活していたある付き添いママの言葉を思い出します。
「お友だちの死を隠そうとして、大人がいくら隠したりウソをついたりしても、子どもたちはちゃんとわかっているんだよ。だから、「別の病院にお引越ししたの」なんてごまかしても、子どもたちはわかてるからそれ以上なにも聞かないんだよ」
「悲しい思いをさせないように・・」と、想い気遣ってくれているのはむしろ、子どもたちの方かもしれません。
子どもたちには純粋な心で大切な人の死を受け止め、それを生きる糧にするチカラが秘めてられいるのだと感じます。
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